飲み会でよくある席替えタイムで
未知との遭遇を果たしました。


「はーい!2テーブルだから
 グーキーするよッ!!」

「「「「「イエー!!!」」」」」


・・・え?


ぐ、ぐきっ?捻挫?
掘りゴタツだから移動に気を付けろと??
確かに皆さん相当良い具合に
酔いが回っていますけれども。


恐る恐るグーキーとは何ぞや?と聞いてみたところ
金沢では「グーとチョキ」で2チームに分かれる、と。
それ以外にどう分かれるというのか?と。


ぐ、グーとチョキ、だと・・・?


普通グーとパーでしょおぉぉぉ!?
と反射的に叫んだところ(←酔っぱらい)
普通グーとチョキやろおぉぉぉ!?
と叫び返されました。(←こっちも酔っぱらい)


どう考えても絶対パーの方が
チョキより出しやすいと思うんですが。


チョキ・・・
2チームに分かれるのに、チョキ・・・


今までグーとパーでだいたい乗り切ってきた
私の人生が根底から崩れていくこの感覚。


「あははは~!!グーとパーやって!グーとパー!
 ないないない!グーとパーない!」


ただ1人孤独に眉間を揉む私に、容赦なく
追い打ちをかけてくる酔っぱらい金沢軍団。


まあ、気を取り直して。
とりあえず郷に入れば郷に従いましょう。


えーっと、パーをチョキに変えるだけかえるだけ。
せーのっ。
「グーキーグーキーおっともんやすっ!!!」


動揺のあまりパーを出してしまいました。


100歩譲って「グーとチョキで分かれましょ♪」だろうと
思っていたのに何なのこれ。


そもそもこの掛け声でタイミングをどう取れと!?
バレリーナにいきなり
ランバダ踊れというレベルよ?



もう、もう固く握りしめたグーを
ふるふると出し続けるだけで精一杯・・・


因に「おっともんやすっ」の語源を聞いてみても
「「「「「知らない♡」」」」」


あ、あれだけ盛り上がっておきながら!
帰宅して家族にも聞いてみたのですが
60歳前後の義両親は掛け声自体知りませんでした。


一体金沢に何が起こったというのでしょう。


「おいでやす」的な響きから察するに
金沢の観光スポットにもなっている
茶屋街の遊びからきているのでしょうか?
うーむ、謎です。


ここまで地方色が出るものだったとは
グループ分け、奥深し・・・




それだけ聞きにくいということ?


私には「おっともんやす」と聞こえたのですが。
とにかく謎です。


ではでは!

⭐︎グーキー、後日談(2016年11月)⭐︎

⭐︎「県外出身者にとっては違和感」記事、こちらにもあります⭐︎


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小林みどり