バイバイ、バリー | 波乱万丈ダウンアンダー編

波乱万丈ダウンアンダー編

18歳で渡豪
13年住んだオーストラリアを離れ英国で優遊2年半過ごし
またオーストラリアへ戻ってきました。
宜しくお願いします

おはようございます
 
実は先日、太郎実家犬のファルコン・バリーが亡くなりました。
腎不全で生まれて、大型犬で13歳だったので大往生だと思います。
 
 
残念ながら私達はシドニーにいたので最後のお別れに会えず
でもここ数ヶ月病院に入院したり退院したりの繰り返しだったのでここ最近は会うたびにこれが最後かもしれないと思っていました。
 
 
6ヶ月ほど前に痛めた腰と膝
痛み止めを使いたくても先天性腎不全のため使える薬が限られていて
痛みのせいで歩けなくなる日も出てきたので手術をするも神経の痛みがうまく取れず
最終的に神経の痛みを取るためブロック注射を打つも
注射の成分のせいで膵臓炎になり
そのせいで食事も水分補給もうまくいかず脱水症状
腎不全が悪化してしまったのでした。
 
 
この子は私たちが学生時代に太郎の家族が飼い始めたワンコで
最初腎不全だと分かった時は3ヶ月も保たないと言われていたんです。
ファルコンがまだ生後6ヶ月の時の話です。
 
 
それから10年以上も頑張ってくれた。
とても優しい甘えん坊なゴールデンでした。
 
 
食べ物と散歩が絡むとそれはそれは頑固になる所も可愛い。
私は我儘をいうワンコが大好きです。
そういう距離感が好きなんです。
 
 
コマンドを待っていて、コマンド通りに動くワンコより
ほんわかと、
こっち行きたい〜
そっちには行きたくないの!
まだ帰らない
という意思表示をする犬と一緒に
「そっかー。そっちには何があるんだろうねぇ?」
「えー。こっちに行くの?お家遠くなっちゃうよ?」
「お家帰ったらご飯なのになぁ」
と会話しながらする散歩が好きでした。
 
 
あの可愛く私の膝の上に顎を乗せ撫でてと見上げる大きな目
覗き込むとバツが悪そうにそらす目
おやつだよというと輝く目
いたずらした後伏し目がちに見てくる目
 
 
私にとってのファルコンはそんな子でした。
 
 
変な話ですが、ファルコンは実家ではバリーと改名されていました。
私はずっとバリーと呼ぶのを拒否していて
(元々ファルコンだったのと、バリーって太郎祖父の名前なんですよね)
呼びたい名前を呼べないジレンマがありました。
 
 
しかし私が思い出すのはファルコンと呼んでこっちにくるワンコの顔
 
 
これも変な話ですが、今ファルコンを思い出すと暖かい気持ちとともに「おかえり」という気持ちが湧いてくるんです。
 
 
バイバイ、バリー
おかえり、ファルコン
 
 
新しい思い出はもう一緒に作れないけど
たくさんの優しい思い出を残してくれたから寂しくないよ。
 
 
 
ファルコン、ずっと、大好き