現在実施中の市議会に期待する機能や報酬などに関するアンケートについて中間報告をさせて頂きたいと思います。
機能についてはおおむね想像していた結果でしたが、報酬と活動費については私が想像していたものとは違う結果でした。
回答者は100人にも満たないので「市民の声」とは言えませんが、「重冨を知る市民の声」としてありがたく今後の参考させていただきます。
まだ受付中ですので、ご参加いただいていない方は今からでもぜひご参加ください。(⇒こんな市議会がイイ!)
さてまず今回ご参加頂いた方の年齢層についてですが、
10代・・・4%
20代・・・4%
30代・・・24%
40代・・・36%
50代・・・20%
60代・・・12%
となっておりまして、いわゆる子育て世代が多いという特徴があるといえるかもしれません。ご参加頂きありがとうございました。
「設問1 議会や議員に期待すること(複数回答)」についてです。
1位・・・議会や議員の活動がわかる情報発信(72%)
2位・・・市の行政や財政に対するチェック機能(68%)
3位・・・市に対する政策立案や議員提案(56%)
4位・・・議員の資質や能力向上(48%)
5位・・・道路・公園・福祉など地域に密着した生活相談役(40%)
6位・・・こども議会の開催や市民参加制度の導入(12%)
6位・・・その他(12%)
6位を除くとどれも4割以上の方が期待していますからどれも大切なことだということでしょう。
しかし少なくとも今回のアンケートでは、生活相談役よりもプロとして行政をチェックしてその成果などを報告することを期待している方がより多いといえます。
このことは非常に重要なことで、こういう方が多いからこそ私のような新人が当選できたということなのだと改めて思いました。
40年、50年、それ以上に、何世代にもわたってより良いまちにしたいと思ってきた方々にしかできない政治も重要ですが、
そうではない新しい視点や経験をもつ議員として私の存在価値を発揮していく必要があるんだと思います。
「設問2 議会広報誌「議会かわさき」を読んだことはありますか」について。
⇒毎回(12%)
⇒ときどき(40%)
⇒ない(20%)
⇒存在を知らない(24%)
⇒わからない(4%)
この設問では、「ない」と「存在を知らない」を足すと50%近くになることに驚きましたが、
改めて振り返ってみると、たしかに「議会かわさき」を読まなくて困ることはほとんどないでしょうから自然なことのような気もします。
もしかしたら市政広報誌「市政だより」と一緒に配った方が認知度はあがるのかもしれません。
「設問3 市議会の会議を見たことがありますか」について。
⇒傍聴したことがある(8%)
⇒中継などの放送をみたことがある(8%)
⇒ない(84%)
この設問では、今回アンケートにご協力してくださった方がいわゆる「プロ市民」「議会ウォッチャー」ではないことがわかります。
改めて(参加することに何の得もない?)今回のアンケートにご協力頂けたことに本当に感謝です。
最後に、議員定数・報酬・活動費に関する結果です。
定数について。
⇒増員(4%)
⇒維持(32%)
⇒削減(32%)
⇒わからない(32%)
報酬について。
⇒増額(4%)
⇒維持(56%)
⇒削減(16%)
⇒わからない(24%)
活動費について。
⇒増額(4%)
⇒維持(36%)
⇒削減(32%)
⇒わからない(28%)
定数については、維持・削減・わからない、が同数という結果になりました。
個々で見れば賛否はあるわけですが、総じてみると、「活動内容がわからない⇒適正な人数がわかるわけない」ということなのかもしれません。
報酬と活動費については正直なところ意外でした。私の考え方は少し世間とずれがあったのかもしれません。
私は「政治家がお金持ちになる必要はない。けど必要な活動費は惜しむべきではない」という考え方です。
となると、「報酬は削減、活動費は維持以上」という選択になるわけですが、
アンケートでは、報酬で維持以上を選択した方が60%なのに対して、活動費で維持以上を選択した方は40%です。
自由回答でも多くの意見をいただきましたが、「いい仕事するなら今くらいの報酬は払うよ」という方が私の想像していたより多いのかもしれません。
一方で活動費を削減すべきという方は、報酬を削減すべきという方の2倍いらっしゃいます。
活動費のイメージが悪すぎるのかもしれません。
川崎市議会では未だに収支報告書などをネットで公開していないので、それも少なからず影響しているような気もします。
アンケートは引き続き実施してますので、夏が終わるころに再度最終のご報告をさせて頂きます。
最後までお付き合いいただきありがとうござました。