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まつら荘慰問

2017-02-13 | 日記

2月13日(月)

 

今日は今年度最後のクラブ活動の日。

かんね劇クラブは、活動の締めくくりとして、元旗町にある唐津済生会病院まつら荘へ、慰問公演に出かけました。

 

 

第1幕「日本一ン山」

 

 

大石町の若者たちが、大石町天満宮の境内に集まって、世間話に花を咲かせています。

「なあなあ、わいどま、刀町ん若っか者たちが、獅子舞の獅子ん太っとかとば作ってかい、町ん中ば走り回ろうてしよるて、知っとるや?」

「中町ん者たちもてばい」

「大石町でちゃ、作りたかな」

こんな話から、お伊勢さん参りに行った石崎嘉兵衛さんたちの話になり、日本一高い山、富士山を見てみたいという話になったところで・・・。

 

 

「なあんて言いよっとかい。日本一ン山は鏡山たい」

と、かんねと大石町の若っか者たちの言い合いになり、

「今はかがんどるけん低っかばってん、あいが立ち上がってみてろ。どがしこ高うなるかわからんばい!」

とかんねが言いくるめて、賭けていた竹屋のウナギをまんまといただいたというお話です。

 

 

第2幕「竹の子」

 

 

かんねの家は、大石町天満宮の裏にありました。

そのかんねの家の竹から生え出した竹の子が、となりの天満宮にも顔を出し、天満宮の神主さんが何も言わずにその竹の子を食べているのが癪にさわったかんねは、いっちょ神主さんを懲らしめてやれと思って声をかけるのですが・・・。

 

 

神主さんは反対に竹の子を全部食べてしまって、

「竹の子ば掘って、かんねに戻そうてしたら、すぐに死んでしもうたけん、丁重にわしの腹ん中に葬ってやったばい」

と言って、着とった着物だけはお返ししますと、竹の子の皮は全部かんねの家に放り込んだというお話。

かんねが言い負かされる、数少ない話の一つです。

 

 

第3幕「狸の小判」

 

 

大石町天満宮の裏山に、いろんな人間を化かして楽しむいじわる狸たちが住んでいました。

 

 

人間を化かしたときの自慢話をし合う狸たち。

しかし、どうしてもかんねにだけは勝てません。 

 

 

そんなとき、

「お化けよいか、小判がえすか~。あ~、えすか、えすか」

かんねが、この世の中で一番怖いのは小判で、小判を見たら死んでしまうかもしれないと話しているのを、狸たちは耳にして「しめた」と思います。

しかし、これは、狸たちが話を聞いていると気づいていたかんねの仕掛けた罠だったのです。

 

 

公演が終わりました。

入所しているおじいさんおばあさんたちから、大きな拍手をいただいた子どもたち。

 

 

お礼の言葉と記念品もいただきました。

 

 

公演を楽しんでいただいたおじいさんおばあさんたちの車いすを、エレベーターのところまで押して、お見送りしてきました。

 

 

1年間頑張ってきたかんね劇クラブの活動も、今日で終わりです。

 

 

クラブ活動を通して、外に向かって自分を表現する力だけでなく、自主的に活動する力を身に付けたり、身に付けた力を生かして人を元気にしたり喜ばせたりすることができるということを、子どもたちは学んでくれたことでしょう。

 



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