こんにちは。夢分析の心理カウンセラーやなぎです。
前回の記事とつながりますが、「わたし(の目が)一重なのがコンプレックスなの~」とか「足が短いのがコンプレックス」といったことを耳にしないでしょうか?
誤解のないように書きますが、『コンプレックス』とは『劣等感』とはイコールではありません。
『コンプレックス』(complex)とは『(観念の)複合体』という意味です。
いくつかの建物があつまって1つのショッピングセンターのようなものを構成している場合などにも『コンプレックス』という言葉が使われる場合があります。
これもいくつかの店の『複合体』という意味でこの言葉が使われています。
ここではなしを『劣等感』に戻すと、心の中で『劣等感』に関わるいくつかの感情、思いといったものが集まって『複合体』となっている場合、それは『劣等感コンプレックス』という1つの集合体になる、ということです。
『コンプレックス』という言葉が用いられる別の有名な例では『マザ・コン(マザー・コンプレックス)』があります。
これは母親への愛情、承認欲求、親密感(例えばですが)といった観念が集まってできているような、観念の複合体を指しているにすぎません。
そのため、このコンプレックスそのものには良いも悪いもありません。
ただ、コンプレックスが全体として過剰になりすぎたり、現実的ではなかったり、個人としての独立を妨げるようなものになってしまった場合には問題となることがある、ということなのです。
ここまで書いてきてお分かりいただけたと思いますが、コンプレックスというのはそれ自体がネガティブなものではありません。
あくまで、観念の複合体という意味でしかありません。
なお、かのユングもフロイトもそうですが、コンプレックスという考えをある程度重視していたのは共に初期だけでした。
特にユングはコンプレックスに関して実証的な(そして当時独創的だった)研究も行っていますが、比較的早い段階でそれにはこだわらなくなりました。
理由の一つとして、その当時のヨーロッパの心理学で中心的であった『連合心理学』以外の理論が台頭してきたこと、実験・測定器具の限界などといったこともあるように思います。
加えて、コンプレックスそのものに注目しても、悩みや問題といったものが解決しにくい、という実用的な問題もあったのではないかと推測しています。
とはいえ、コンプレックス(ネガティブな)をある事に関する考えや感情のしこりのようなものとして捉えることによって、自身の問題などに気づきやすくなるという面はあるように思います。
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