いつも倹約しんちゃんを読んでいただきありがとうございます。
全国的に桜の開花が遅れて、咲いたと思ったらあっという間に花が散ってしまいました。
ヒノキ花粉の飛散が最盛期を迎え、私はますます厳しい時期を迎えています。
先週から数回にわたって焼いている豆乳食パンも、失敗作続きで苦戦していました。
購入したホームベーカリーに付いていたレシピで食パンを焼くと、食パンが膨らみ過ぎて蓋にくっついて天辺だけ半生焼けになります。
ドライイーストの分量をレシピの1/3に減らしたところで理想的な膨らみと焼き上がりになります。
次の写真にある形のよい食パンのレシピは以下の通りですが、1gのドライイーストにすることと卵を加えることでほぼ確実に良い形に仕上がります。
強力粉:240g
米粉:10g
卵(赤たまご):1個
きび糖:大さじ2杯
特濃牛乳:170cc …電子レンジ(500W)で1分加熱
ドライイースト:約1g
バター:20g
焼きあがったパンに卵の色を感じさせるほのかな黄色みがかった色が食欲を誘います。
トップバリュのホームベーカリーの計量スプーンで1/3の量といっても伝わらないので、精密な電子秤で計測したら1g程度です。
電子秤の表示は1.1gです。
水分を豆乳だけで置き換えると、特農牛乳を使ったときと比較するとちょっともの足りない味です。
そして、特濃牛乳を使用していたときには成功していた、生卵を1個加えたレシピでは、焼きあがった食パンの外側が固くなり過ぎてクッキーのような感触に変わります。
焼きあがった豆乳&生卵食パンの焼き上がりは、爆発を起こしたような外観に仕上がって人前には出せない作品に仕上がります。
結局、私がこれまでに培ってきたノウハウとレシピに戻って、そこから変化を加えていくことにしました。
まず、粉末の材料を蓋のあるケース内に全て入れてよく混ぜます。
次の写真はよく混ぜたあとの状態で、こうすることで最初の捏(こ)ねる工程で生地の状態が安定しやすいようです。
多くのホームべーカリーのレシピには「牛乳などの液体とドライイーストをなるべく接触させないように」と難しいことを書いてあります。
初めてパンを焼く方からすると、ドライイーストの投入タイミングが分かりません。
私が何百回も焼いてきた結果、ドライイーストと液体の接触については全然関係ないと思っています。
こだわりたい方だけ気を遣えばよいということで、深く考えない方がいいです。
よく混ぜた状態がこちらですが、粒子が荒いドライイーストも姿を消したように綺麗に混ざっています。
実験で使用してきた豆乳は九州に住んでいるということで、九州乳業の「みどり調整豆乳」を使用しています。
パンの水分となる豆乳も他の食パン同様に170ccに分量を合わせます。
今回は家族からの不評で改良を加えたレーズン食パンにします。
改良点は加えるラムレーズンを熱湯で柔らかくしてから、機器がブザーで知らせてくれる具材の投入タイミングで加えます。
ラムレーズンは基本レシピを気にすることなく、単純に追加して大丈夫です。
私が使っているラムレーズンは業務用サイズのこちらですが、イオンで買っているので全然安くありません。
「Natural Harvest」ですが、ワンコの餌ではありません。
加える量は乾燥状態で60gと多いように感じられるかもしれませんが、捏(こ)ねの工程で砕けやすくなる分、焼きあがるパンの仕上がりにかなり影響してくる部分です。
ラムレーズンをケチると焼きあがったパンを切った時の断面が残念なことになっています。
あと、卵(赤たまご)は黄身だけを使用して、白身は使いません。
豆乳食パンに卵の白身を加えると、焼きあがったパンの表面がクッキーのように異常に固くなります。
ラムレーズンを熱湯に浸けておく時間ですが、ホームべーカリーを運転し始めてから段取りをして、投入タイミングが来るまでの時間で十分です。
写真は熱湯に浸けた直後のラムレーズンの状態。
ホームベーカリーの具材投入タイミングの頃のラムレーズンの状態。
柔らかくしたラムレーズンの投入時の注意点は、可能な限り水分を落とすことと、ホームベーカリーの中にいっぺんに全て投入してしまわないことです。
一気に全部入れてしまうと丸まった生地の表面に水分が広がってしまって、ラムレーズンが生地に中に取り込まれなくなります。
簡単にいうと、ラムレーズンが丸まった生地の周りを踊るだけです。
レーズン食パンのレシピは以下の構成が一番安定して良い形に焼きあがることが分かりました。
気分でイオンのトップバリュから発売されている「減塩しお」という良く分からない塩を少々加えます。
強力粉:240g
米粉:10g
卵(赤たまご):1個(黄身の部分のみ使用)
きび糖:大さじ2杯
豆乳:170cc …電子レンジ(500W)で1分加熱
ドライイースト:約1g
バター:20g
ラムレーズン:60g
加えたラムレーズンが上手く生地に馴染んで、いい感じで捏ねられていますが…
今回の記事の題目にもありますように、これが最後の捏ねる姿となりました。
今日のブログの題目に悩んでいたのですが、そのために起こってしまったホームベーカリーの故障です。
長年、私と共に単身赴任先までついてきてくれて、実家に帰省する往復にもずっと一緒だったホームベーカリーでした。
会社の同僚の次くらいにいつも一緒に居たので、とても寂しいので修理に挑戦してみます。
ただ、時間に余裕がないので新品を購入してからゆっくり修理する予定でいます。
修理できれば一気に2斤の食パンを焼けるようになるので、頑張って修理してみたいと思います。
こちらは1日前に焼いたレーズン食パンの焼き上がりの風景です。
焼き始めるちょっと前に、断続的に捏ねる動作が入ることで綺麗に焼きあがります。
写真はちょっと膨らみ過ぎのパンで、この膨らみがホームベーカリーの蓋に接触すると焼き上がりの形が確実に悪くなります。
ラムレーズンが砕けた分がパンの生地にいい具合に色付けをしてくれて食欲をそそります。
今回のホームベーカリーの故障が起きたときに焼けたレーズン食パンがこちらです。
ケースの中の形は変わらないので写真を省きます。
捏ねる工程の残り約1分と生地を寝かせて断続的に捏ねる工程が動作しなかったことで、焼きあがる食パンの頭の形は悪くなります。
明日の実家帰省で家族の不評を好評に変えるために焼いたパンが最後の食パンとなるとは思いませんでした。
見た目だけで失敗作と言われてしまいそうですが、今回は味で勝負です。