『世界ナゼそこに?日本人』や『世界の村で発見!こんなところに日本人』などの番組で、ときどきコスタリカが取り上げられる。
前者では国名や地名の前に必ずといっていいぐらい、枕詞のようにくっつく言葉がある。
「花の都パリ」、「音楽の都ウィーン」、「微笑みの国タイ」などである。パリ、ウィーン、タイだけでもいいのだが、短い言葉なので、聞き取りにくい場合もあるだろう。このような場合、枕詞があるとわかりやすいので、その効能は否定しない。
かつては「霧の都ロンドン」というのもあったが、実は、霧の正体はスモッグで大気汚染が改善されると、霧が出なくなったので、いつの間にか「霧の都ロンドン」とは言われなくなった。
あまり有名ではない国の場合、世界地理に疎い視聴者には地理区分を教えてあげたほうが親切という気持もあるのだろう。
「中米の秘境コスタリカ」、「中米メキシコ」などがそれに当たる。
『兼高かおる世界の旅』の時代ならともかく、今どきコスタリカに「中米の秘境」という枕詞はふさわしくない。コスタリカには一般のコスタリカ国民もなかなか行けない島、Isla del Coco(ココ島、画像参照)やコスタリカの最高峰 (チリポ山、画像参照)などは秘境といってもいいが、日本人が住んでいるような所は、たとえ田舎であっても、秘境というほどではないだろう。
【Isla del Coco】
【Cerro Chirripó】
コスタリカは確かに中米である。あのゴルゴ13が「南米コスタリカ」と間違えたことがあるにはあるが(「中南米とは?(1)-ゴルゴ13コスタリカにて狙撃の仕事をする」参照)。
コスタリカ(Costa Rica)はアメリカの属領のプエルト・リコ(Puerto Rico)と間違えられ、カリブ海の島と思われることもあるようだ。
コスタリカの地理区分はあまり問題にならないが、メキシコが大問題なのである。
詳しくは次回。
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かつては「霧の都ロンドン」というのもあったが、実は、霧の正体はスモッグで大気汚染が改善されると、霧が出なくなったので、いつの間にか「霧の都ロンドン」とは言われなくなった。
あまり有名ではない国の場合、世界地理に疎い視聴者には地理区分を教えてあげたほうが親切という気持もあるのだろう。
「中米の秘境コスタリカ」、「中米メキシコ」などがそれに当たる。
『兼高かおる世界の旅』の時代ならともかく、今どきコスタリカに「中米の秘境」という枕詞はふさわしくない。コスタリカには一般のコスタリカ国民もなかなか行けない島、Isla del Coco(ココ島、画像参照)やコスタリカの最高峰 (チリポ山、画像参照)などは秘境といってもいいが、日本人が住んでいるような所は、たとえ田舎であっても、秘境というほどではないだろう。
【Isla del Coco】
【Cerro Chirripó】
コスタリカは確かに中米である。あのゴルゴ13が「南米コスタリカ」と間違えたことがあるにはあるが(「中南米とは?(1)-ゴルゴ13コスタリカにて狙撃の仕事をする」参照)。
コスタリカ(Costa Rica)はアメリカの属領のプエルト・リコ(Puerto Rico)と間違えられ、カリブ海の島と思われることもあるようだ。
コスタリカの地理区分はあまり問題にならないが、メキシコが大問題なのである。
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