断食と断捨離 | 西式健康法 - 養生講座/実践方法 「日々花家」ブログ

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ながいこと、更新がとぎれてしまいました。。

ありがたいことに講座希望の方が増えて来られて、その準備でバタバタしていた矢先に、
急に祖母が亡くなり、1週間あまり大分に帰省することが重なり・・・皆様にはご迷惑とご心配をおかけしました。。

そんなこんなで久しぶりの更新ですが、
今日は、今回大分で思ったことをつぶやかせてください。



帰省中は、祖母の住んでいた家を片付け・掃除させてもらっていました

祖母はものをとても大切にする人で、引き出しをあけると、細かいものも古いものも、
何でもきれいに大事そうにしまってあって、彼女の生前のつましい生活が、
あたたかく伝わってきましたキラキラ

そんな祖母の心のこもったもの達を捨てていく作業をしながら、
こんなふうにモノを大切にすること、現代の私たちは軽視しがちじゃないかな、
「断捨離」なんて言葉が流行っているけれど、ちょっとでも要らなくなったものはドンドン捨てて、
すっきりしたからと、また新しい道具や流行の服を買うようでは、ただの浪費じゃないかな、
なんて、ぼんやり思っていました。


「断食」も同じで、最近、リセットなんて言葉(私も使っていますが…)と一緒に、
食べ過ぎて溜まった毒を断食で洗い出してすっきりすれば、またたくさん食べても大丈夫!
といったニュアンスのコピーをよく目にします。

確かにそうかもしれないけれど、、、
それって、食べ物の命や、食べ物をつくってくださった方々の労、
食べたものを栄養に変えてくれているご自身の身体や微生物たちの労を、
ちょっと軽視しすぎた考え方かなぁとも思うのです


「断捨離」の本来の意味は、Wikipediaによると、

断=入ってくる要らない物を断つ
捨=家にずっとある要らない物を捨てる
離=物への執着から離れる

人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、
身軽で快適な人生を手に入れよう
という考え方、生き方、処世術である。


とのこと。


そうなんです!モノを捨てることも、断食も、まったく同じなんですよね

食を断って身体を掃除することで、消化・吸収・代謝機能が高まって、
いままで食べ過ぎていたことに気付くことで、
食への執着から解放されて、身軽で快適に生きて行こうというのが断食なんです。


「断食をするとリバウンドしませんか?」と聞かれることがありますが、
そりゃあ、すぐに前と同じくらい食べたら、太ることもあります。。
だって、少ない食べ物で効率的に生きていける身体にするのが断食なのですから。

目的を間違えて過食・断食を繰り返すと、返って身体を傷めてしまうこともあるので、
どうかそこだけは間違えないようにと、いつも考えてお伝えしているつもりです。


とはいえ、、、だからといって、断食にトライしてみようという方に、
「これまでより少食になる覚悟はありますか
なんて問いただすことが必要だとも、実は思っていません。

だって、部屋のお掃除も、捨てて掃除してスッキリしてはじめて見える景色がありますから。

キレイなお部屋になってみて初めて、
あぁ、今までなんて不要なものに囲まれて生きていたんだろう、
こんなに少ない物でも全然困らない、むしろ快適だわ♪
って感じて、そうしてモノへの価値観は変わっていくもの。


だから、まずは断食、試されたらいいと私は思います。

スッキリした身体の軽さを実感する、
いままで我慢できなかったお菓子がそんなに食べたくなくなる、
食事に使っていた時間やお金が他のことに使える喜びを知る、、、

そういう経験を通じて、徐々に徐々に、少食っていいなぁって感じていっていただけたら、
とても嬉しいことだと思っています。



かく言う私もまだまだまだまだ修行途上。。

最近、セラピストでもないのに一日一食にされている方にお会いすることが増えて来ていて、
生菜食の少食だからと二食も食べていることに、だんだん恥ずかしさを覚えつつ・・・。


祖母が最期にかけてくれた言葉は、
「頑張んなさい。なんでもいいから、頑張りなさい。」 でした。

「頑張る」という言葉の意味について、それから色々考えています。
これについては、またつぶやかせてください。



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