「量的緩和終了→景気が回復」 って事ですよね! | イラストで良く分かる「株式投資」♪

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米FOMCが量的緩和終了、労働市場の判断前進
ロイター 10月30日(木)3時18分配信


 10月29日、米FRBはFOMC後の声明で、資産買い入れ額をゼロとした。写真後方はワシントンのFRB。28日撮影(2014年 ロイター/Gary Cameron)
[ワシントン 29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は29日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和第3弾(QE3)の終了を決定した。労働市場をめぐる判断を強めるとともに、景気回復への自信を表明。最近の金融市場の振れや欧州経済の低迷、弱い物価見通しは概ね重視しない姿勢を示した。

【米FOMC】量的緩和終了:識者はこうみる

FOMC声明では労働市場について「全般的に、種々の労働市場指標は労働資源の活用不足が徐々に解消している(gradually diminishing)ことを表している」とし、これまで用いてきた「著しい(significant)」資源活用不足との表現が改められた。

ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントの首席ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセン氏は「労働資源の著しい活用不足に関する文言が削除されたことはうれしい驚きだ」とした上で、労働市場における一定の改善が認められた格好だと述べた。

声明はまた、委員会は広範な経済に「十分な基調的な力強さ(sufficient underlying strength)」が存在していることを確認していると指摘した。

FOMCの決定を受け、米国株は小反落で終了。10年国債利回りは、一時3週間ぶりの水準に上昇した。金利先物が織り込む2015年9月の利上げ確率は50%超となっている。

ドルは上昇し、対主要通貨バスケットに対し3週間ぶりの高値をつけた。

インタラクティブ・ブローカーズの首席市場アナリスト、アンドリュー・ウィルキンソン氏は「市場の動きは、FRBが労働市場(の改善)を背景に金融引き締めに一歩近付いたことを示唆しているようだ」と述べた。

今後の利上げの時期やペースについては、資産買い入れ終了後も「相当な期間(considerable time)」事実上のゼロ金利を維持する方針と従来の表現を維持しつつも、今後の経済指標の内容に左右されることを強調。

声明は「今後入手する情報が、雇用とインフレ率の目標達成に向けた進展が委員会の現在の予測よりも速く進んでいることを示唆するならば、フェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジの引き上げは現在想定されているよりも早まる(occur sooner)可能性が高い」とした。

こうした柔軟な文言の追加は、前回会合で「相当な期間」に懸念を表明し、反対票を投じたプロッサー・フィラデルフィア地区連銀総裁とフィッシャー・ダラス地区連銀総裁の懸念を和らげたとみられる。

今回の会合では、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁が反対票を投じた。同総裁は、物価圧力が欠如している状況では、2%目標の達成に向けFRBは一層大胆な意思表明をすべきと主張した。

FRBはインフレについて、エネルギー価格の下落などが伸びを抑えているものの、全般的には今年以降、インフレが目標に到達しない可能性は後退したとの見方を繰り返した。

キャピタル・エコノミクスのポール・アッシュウォース氏は「市場で最近ボラティリティが確認されていたにも関わらず、声明はタカ派的だった」とし、「FRBが雇用面で目標の達成に近付きつつあると判断していると考えられる」と述べた。

QE3は当初、米国債と住宅ローン担保証券(MBS)を合わせて毎月850億ドル買い入れるプログラムとして2012年9月に開始。今年以降、買い入れ額は徐々に縮小し、前回9月会合では150億ドルとなっていた。

今回FRBはQE3の終了を決定したものの、保有債券の償還金の再投資は継続するとしており、FRBが保有する4兆ドルを超えるバランスシートの規模は当面、維持される。



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