囲い込みが進む情勢に予断を許さない | ヤモリのつぶやき

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日々のニュース解説等をつぶやきます......

 あいも変わらず、北朝鮮情勢が熱い。
 熱いなんて前向きな言い方はそぐわないであろうことは承知の上だが、結局はしばらく動きはなさそうな勢いだ。
 まずこんな話から。
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北朝鮮ミサイル発射にトランプ激怒!青山繁晴氏、「年内にも北朝鮮で有事が発生する可能性」を指摘 AbemaTIMES 4/30(日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170430-00010001-abemav-int&p=1
 新たなミサイル発射実験が行われ、日本国内でも地下鉄を止めるなどの措置が取られた北朝鮮情勢。引き続き、予断を許さない状況だ。
 北朝鮮は29日午前5時半ごろ、北東に向けミサイルを発射した。韓国軍によると、ミサイルは高さ71kmまで上昇し、数分後に空中爆発した。発射は失敗したものとみられる。
 CNNなどによると、発射されたミサイルは新型の準長距離ミサイル「KN-17」だったということだ。今回の発射は30日まで韓国で行われる過去最大規模の米韓合同軍事演習や朝鮮半島近海に向かっている空母「カール・ビンソン」の動きに反発を示したものとみられている。
 今回のミサイル発射についてトランプ大統領は「北朝鮮は成功しなかったがミサイルを発射し、中国や習主席の願いをないがしろにした。最悪だ」とツイッターで非難した。
 25日の朝鮮人民軍創建85周年を祝う建軍節で核実験はなかったが、300門の長距離砲による一斉砲撃など史上最大規模の軍事演習が行われた。潜水艦によるカール・ビンソンを意識した魚雷攻撃も行われた。
 カール・ビンソンは自衛隊と共同訓練を実施した。さらに巡航ミサイル「トマホーク」150発以上を搭載した原子力潜水艦「ミシガン」が釜山に入港した。アメリカは米韓合同軍事演習の様子を公開し、カリフォルニアの空軍基地から大陸間弾道ミサイルの発射実験を実施した。その射程距離は1万3千kmで北朝鮮の平壌を直接攻撃することができる。米軍太平洋軍のハリス司令官は議会で「北朝鮮が核を行使した場合、多くの韓国人や日本人が死ぬということだ。朝鮮半島の危機は本物で、今まで見た中で最悪だ」と証言した。
 北朝鮮包囲網にブレーキをかけているのがロシアだ。ロシアのラブロフ外相は「北朝鮮の脅威を口実にしたアメリカと同盟国による行き過ぎた軍事行動で、朝鮮半島情勢は悪化し、深刻な懸念をよんでいる」と発言した。
 イギリスの「デイリー・メール」はロシア軍が北朝鮮との国境地帯に展開していると報じた。貨物列車で戦車が運ばれる様子や軍用ヘリが次々に飛んでいく動画などをホームページに載せている。しかし、ロシアメディアは演習の一環で北朝鮮問題とは無関係だと報じている。
 シリア爆撃をめぐってアメリカと対立するロシアは、中国も反対しなかった北朝鮮のミサイル発射を非難する安保理声明に1カ国だけ異議を唱えた。日本が入港を禁じている万景峰号を使って、北朝鮮とウラジオストクを結ぶ定期航路を5月に開設するといい、経済制裁の抜け穴になりかねないと懸念されている。
 中国中央テレビは、平壌ではほぼ全てのガソリンスタンドがストップし、外交官ナンバーの車への供給も制限されていると報じた。北朝鮮は石油の輸入の95%を中国に依存しているという。アメリカから経済制裁の強化を強く求められている中国が北朝鮮の生命線とも言われる石油の供給を制限した可能性があるとみられている。
 参議院議員の青山繁晴氏は「あくまで個人的な見方だが、年内にはまさかの事態があり得ると思っている。4月、5月にはないが」と年内にも北朝鮮で有事が発生する可能性を指摘した。
 ジャーナリストの山口敬之氏は「みんな(北朝鮮の軍事演習の)大砲で驚くが、あれは通常兵器のカテゴリーに入るもの。あれをいくら撃ってもアメリカは怒らない」「金正恩氏は最後の一線は越えない。だけど意地を見せている」と説明した。さらに「ソウル北部には届くという示威行為ではあるが、これによってアメリカが軍事行動を起こすことは絶対にない。核でもミサイルでもない」との見方を示した。そして、「青山さんと一緒で年内に」と話し、青山氏の指摘に同意した。
 29日に北朝鮮が発射したミサイルについて「あれは非常に興味深いミサイルで、対艦弾道ミサイル。船を狙う弾道ミサイルだ。普通、船を狙うミサイルはトマホークのような巡航ミサイル」と説明した。山口氏によると、北朝鮮はホーミングと呼ばれる動く標的を追尾して攻撃する技術を獲得できておらず、今回のミサイルは実質的には意味がないという。
 今回のミサイルは北朝鮮国内に落下したとされ、青山氏は被害が出たのではないかと予想した。青山氏は「アメリカがハッキング攻撃をしていることは間違いない」と指摘し、過去のムスダンと呼ばれるミサイルの失敗はおそらくそれが原因だとした。
 青山氏は「中国と北朝鮮の仲が悪くなるということはロシアにとってはものすごくチャンスだ」との見方を示した。安倍総理がこのタイミングでロシアのプーチン大統領、イギリスのメイ首相に会うことには大きな意味があるという。
 青山氏は「(ロシアは)今まではキープレイヤーではなかった。ここをチャンスと見ている」と指摘した。ロシアが戦車を列車で運んだのは、すぐに実戦で使える状態であることを意味するという。
 山口氏はロシアの立場について「ロシアは極東開発という思惑があり、北朝鮮の労働力が欠かせない。線路の話は、ロシアの資源を輸出したいから。もう1つはクリミア問題が膠着しているので、国際的プレゼンスを上げるチャンス」と解説した。
 北方領土問題について青山氏は「変に(交渉を)進めるのも良くない。日本主権の領土だから」との考えを示した。
 青山氏は30日から渡米し、アメリカ軍の将軍たちと会うという。「史上初めて核兵器を持っている国をアメリカが攻撃する可能性がある」と青山氏は指摘。そのため彼らが日本の考え、情勢を知りたがっているのではないかと推測した。今年の秋に向けて、部隊を動かしながら綿密なシミュレーションを行っているという。
 青山氏と山口氏が指摘するように日本はまだ有事への備えができていない。北朝鮮情勢をめぐる各国の思惑がある中、事態を冷静に把握することが必要だ。

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 6月以降で年内という話になっているようだ。
 筆者的には、4月に訪れた機会でことが起こらず役者が揃った状態になったため、余程のことがない限り動かないだろうと睨んでいる。
 このあたりは相手があることなのでなんともいい難いところがある。
 すでに、支那・露・それに日米英仏と並んでにらみ合いに近い状態で、膠着状態になったからだ。
 
 本来、こういった時は国連が動くというのが一般論だが、実際は有事に役に立つことはあまりない。
 小国同士や内戦などを処理する能力はあっても主権を持つ国家同士の小競り合いを収める能力はシステム的に持ち合わせていない。
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役に立たない国連決議 有事には国際法守る気なしの核保有国 2017.04.29
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20170429/dms1704291000003-n1.htm
 米トランプ政権は、北朝鮮への対応で、軍事的選択肢も排除しない強硬姿勢を示している。
 これに対し、「金日成(キム・イルソン)主席生誕105周年」を祝う15日の軍事パレードで、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の側近、崔龍海(チェ・リョンヘ)氏は「米国が無謀な挑発をしかけるなら、朝鮮革命武力は即時、殲滅(せんめつ)的な打撃を加え、全面戦争には全面戦争で、核戦争には朝鮮式の核打撃戦で対応する」と述べた。
 また、北朝鮮「アジア太平洋平和委員会」は21日夜、「水爆から大陸間弾道ミサイルまで、すべてを持つわれわれは、米国のいかなる挑発にも対応する準備がある」との報道官声明を公表。さらに、「われわれの首脳部を狙う敵対勢力は、南が灰となり、日本列島が沈没し、米国本土に核が降り注いだとしても、後悔してはならない」と、有事の際は米国の同盟国である日本と韓国も攻撃することを示唆した。
 北朝鮮は建国以来、国際的な批判や制裁に屈せず、遠慮や謙遜なども一切なく、嘘とハッタリを上手に使って、ひたすら国益を追求してきた。国益よりも諸外国の顔色を重視して譲歩を重ねてきた日本は見習うべきだ。
 北朝鮮の最大の国益とは、金王朝の安泰である。正恩氏は水爆と大陸間弾道ミサイルを自前で開発し、米国から核保有国として認められれば、それがかなうと信じている。
 これは祖父、日成氏と、父、金正日(キム・ジョンイル)総書記の悲願でもあり、正恩氏にとっては宗教教義にも等しい絶対的正義である。
 彼の核兵器に対する強い信仰心を、平和的な話し合いで放棄、改宗させられると考える人は、「平和ボケ教」の信者である。私は信教の自由を尊重するので、彼らが宗教家や宗教団体として活動するのであれば文句はない。
 しかし、政党や新聞社、テレビ局などに潜り込み、政治家やジャーナリストなどに偽装して「平和ボケ教」を布教する行為は見過ごせない。美辞麗句で大衆をだまし、「殉教者」の道連れを増やす気か。
 もう一つ、「日本は国連決議に従うべき」などと、これまた寝ぼけたことをいう日本人が多い。はっきり言うが、国連や国際法、国際条約など、有事の際は何も役に立たない。
 例えば、国連安保理常任理事国である、米国、英国、フランス、ロシア、中国の五大国は核兵器を保有する。これは有事の際、国益のためなら国際法を無視して、敵国の一般市民を核兵器で大量虐殺することもやむを得ないという意味だ。
 それが、UN(United Nations)、すなわち、「連合国」の本質である。決して絶対的正義などではない。
 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。

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 どうも北朝鮮かなり暴走気味であり、先だっての失敗は露を狙った方角になっている。
 その前はオーストラリアを脅していたから、まさに破れかぶれ状態。
 実際のところそれほどの国力はないので、子犬がキャンキャンと発砲に吠えているような状況だ。
 以前から筆者が指摘しているように、この狙いは北朝鮮でも何でも無くその飼主だ。
 飼い主も分裂気味でよくわからないことになっているから、北朝鮮の動き如何では飼い主国家そのものの存在を脅かすことになる、と先だって当ブログで書いた。

 

 すごく卑近な例えをすると、うちの犬はやんちゃでね~とかいいながら、ご近所中に迷惑をかけまくり、町内会長以下が対処しようと動いたら夫婦でモメているというような様相。
 支那というのは無駄に大きな国家で軍区も政治的勢力も幾つかに別れるから、無理をして管理しようとした習近平のせいでうまいこと統制が取れてない。
 その結果、こういった対応に。
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中国陸軍の集団軍を13に再編 習近平指導部、戦力近代化へ大なた 2017.4.27
http://www.sankei.com/world/news/170427/wor1704270048-n1.html
【北京=西見由章】中国国防省の楊宇軍報道官は27日の記者会見で、人民解放軍の国内5戦区に所属する集団軍について、18から13に再編することを明らかにした。戦力の近代化に向けて習近平指導部が進める軍改革の一環だが、組織再編を通じて軍内部の人事を掌握する狙いもありそうだ。
 これまで陸軍の機動作戦部隊は18の集団軍などで構成され、2013年時点で計85万人。集団軍は複数の師団や旅団からなり、現在は各戦区に3~5の集団軍が所属している。
 楊氏によると、新部隊は第71~83集団軍に再編される。楊氏は「機動作戦部隊を全体的に一新するものであり、わが軍の量から質への転換を進める上で重要な意義がある」と強調した。
 人民解放軍は伝統的に陸軍主体だったが、「強軍路線」を掲げる習指導部は従来の7大軍区を5戦区に統合し、余剰兵員30万人削減など陸軍を中心に改革を断行。国産空母の建造に象徴されるように海空軍の増強や戦略ミサイル部隊、宇宙・サイバー分野の整備に重点を移している。
 また習指導部は汚職が蔓延(まんえん)した軍組織を反腐敗運動の標的とし、胡錦濤前政権で軍制服組ツートップを務めた郭伯雄、徐才厚の両氏を失脚させた。集団軍再編は、2人の影響力を一掃する狙いもありそうだ。
 ただ昨年から今年にかけて北京中心部で元軍人の大規模デモが相次ぐなど退役後の処遇に不満も高まっており、さらなる“リストラ”に反発も生まれそうだ。

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 現在の習近平にとって怖いのは、コントロールできない内部であり、アメリカでもなんでもない。
 なにせ、北朝鮮を飼っているのも支那であるからだ。
 これが先程の夫婦喧嘩という例えで、国家内で幾つかの勢力が真逆の作業を強いられることになっている。
 その為、海軍等の拡充にあいまって、暴発しないように再編成をしようというのが目論見だと推察されるのだ。

 いつもの一石二鳥ってやつだ。
 
 そして、北朝鮮対策として、先述のようにフランスも参加した。
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仏軍艦艇が佐世保入港、日米英と共同訓練へ 北朝鮮などけん制  2017年 04月 29日
http://jp.reuters.com/article/france-drill-idJPKBN17V04C
[佐世保市 29日 ロイター] - フランス海軍の艦艇が29日、長崎県の海上自衛隊佐世保基地に入港した。このあと日本、英国、米国の部隊を乗せ、4カ国で共同訓練をしながら米領グアムへ向かう。南シナ海や朝鮮半島問題でアジア太平洋地域の緊張が高まる中、日米だけでなく、欧州諸国もこの地域に強い関心があることを示し、4カ国で中国や北朝鮮をけん制する狙いがある。
強襲揚陸艦「ミストラル」は2月末にフランスを出港。英軍の部隊約60人とヘリコプター2機が同乗し、ベトナムなどに寄港した後、29日朝に佐世保基地に到着した。折しも北朝鮮が弾道ミサイルを新たに発射し、東アジア情勢が緊迫化した数時間後の入港となった。
東京から駆け付けたダナ仏駐日大使は、ミストラルのブリッジで記者団に対し、「佐世保の寄港初日に北朝鮮がミサイルを発射するとは思っていなかった。成功にせよ、失敗にせよ、許せない行為に変わりはない」と語った。その上で、「法律の順守、平和、地域の安定を重視するこの4カ国が連携することで、北朝鮮に対処する姿勢を見せることになる」と述べた。
ミストラルは5月5日に佐世保を出港する。新たに日米の水陸両用部隊と、自衛隊のヘリコプター1機が乗り込む。海上自衛隊の輸送艦「くにさき」が途中まで同行し、日本周辺の海域で共同訓練を実施する。
さらにグアムに到着後、陸上に部隊を送り込む能力を持つミストラルを中心に、自衛隊の水陸両用部隊、米英の海兵隊、日英のヘリコプターが共同で上陸訓練を実施する。4カ国の共同訓練は初。総勢700人が参加する。
佐世保基地に上陸したドゥシャリジェール艦長は、同市の子供たちが出迎える中、「ともに手を携えて訓練を実施することで、相互の(部隊の)運用性を高めることを信じている」と語った。
訓練は表向き特定の対象国を念頭に置いたものではないが、4カ国とも、岩礁を埋め立てるなどする中国と、国連安保理決議を無視して核とミサイルを開発を進める北朝鮮を警戒している。自衛隊関係者は「航行の自由や、法の支配という理念を共有した国々が一緒に訓練をすることに意味がある」と言う。「船の訓練だけでなく、着上陸というのは中国への強いメッセージになる」と話す。

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 北朝鮮のためだけに、これだけの軍隊は全く必要ない。
 支那共産党人民解放軍の暴走を防ぐのが目的だ。
 それ故、広範なにらみ合いに進展し、かえって何も動かない状態に陥った。
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海自初の「米艦防護」 連携強化、中国促す政治的メッセージ 2017.4.30
http://www.sankei.com/world/news/170430/wor1704300038-n1.html
 海上自衛隊が安全保障関連法に基づく活動として行う初の米艦防護は、北朝鮮への警戒を強める米軍の活動を側面支援することが目的だ。同時に、日米両国の連携を見せつけることは政治的メッセージともなり、その矛先は北朝鮮だけでなく中国にも向かう。トランプ米政権は、北朝鮮に影響力を持つ中国が圧力を強化しなければ軍事的行動も排除しない姿勢を維持している。その際は、中国にとって望ましくない「自衛隊の役割拡大」を伴うこともちらつかせる意味を持つ。
 自衛隊による米軍の「武器等防護」は平時の任務で、武器使用基準も大きく制限されている。だが、海上自衛隊関係者は、1日に海自横須賀基地(神奈川県)を出港するヘリコプター護衛艦「いずも」による米補給艦の防護について、こう説明する。
 「いずもは空母ではないが、空母のような役割を果たす。今回の行動は政治的な意味合いが大きい」
 日米韓3カ国は現状を「圧力キャンペーンの段階」(外務省幹部)と位置づけており、米艦防護もその一環というわけだ。
 北朝鮮をめぐっては、ロシアのプーチン大統領が4月27日の安倍晋三首相との会談で、核問題に関する6カ国協議の再開を提起。中国の王毅外相も翌28日の国連安全保障理事会の閣僚級会合で「対話再開を真剣に考えるときだ」と訴えた。
 これに対し、日米韓3カ国は、北朝鮮が挑発行動を続ける現段階で対話は時期尚早との立場だ。安倍首相は「対話のための対話は何の解決にもつながらない」と強調。政府高官は「北朝鮮が『朝鮮半島の非核化に向けた協議をする用意がある』と言うまで圧力をかけ続ける」と話す。
 北朝鮮を意味ある対話の場に引きずり出すために日米韓3カ国が重視しているのが、北朝鮮が貿易額の9割を依存する中国の影響力だ。その中国を動かす上でも、日本の役割拡大の可能性をちらつかせることが効果を持ちうる。
 「安全保障関連法が成立して以降、中国軍関係者から意見交換の申し出が急速に増えた」
 日中防衛関係筋はこう明かす。昨年3月に施行された安保関連法は、朝鮮半島有事での米軍に対する後方支援や、集団的自衛権行使など幅広い対米協力を認めている。そのほとんどは現実に実施されておらず、自衛隊の行動は従来の枠を出ていないが、中国はその動向に神経をとがらせる。
 中国が原油輸出の停止など圧力強化に踏み出せば米国の軍事行動の可能性は小さくなるが、圧力が不十分であれば米軍とともに自衛隊も新たな領域に踏み出す-。自衛艦による米艦防護は、中国にさらなる対応を迫る手段ともいえる。(杉本康士、小野晋史)

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 吠えまくる迷惑な子犬を捕まえるのに、保健所ではなく警察までフル稼働する過剰な対応。
 支那にしてみれば、アレ?と流石に気がつく話だ。
 しかし、当の支那にしてみれば、制裁かましていながらにして援助もしているような具合だ。
 100年前から東アジアの火薬庫状態な朝鮮半島だから、どうにかして利権確保で露も動くし、チャンスと見て支那の内部も慌ただしくなる。
 まさに、世界のレッドチームとブルーチームのにらみ合い様相が明確になったのだった。
 そして囲い込まれた支那の矛先は、日本へ。
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中国共産党「日本列島に大量の大陸間弾道核ミサイルを発射したら、24時間以内に 500万人死亡、800万人被害」 2017年04月30日
http://hosyusokuhou.jp/archives/48791446.html
これを見たら憲法改正を賛成する人が増えるだろう。中華人民共和国によるシミュレーション日本列島に大量の大陸間弾道核ミサイルを同時に発射して、24時間以内に 500万人死亡、800万人被害

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 これは何をしているかといえば、間接的に恫喝しているわけだ。
 やるならいの一番に襲うぞ、というわけだ。
 しかしそれをすれば自滅の道なわけで、確実に恫喝の域を出ない。
 つまり、それだけ大変お困りな事態に陥っているのだ。
 なにせ、ターゲットを北朝鮮としながら支那を囲い込む状態で、露すら味方とはいえない。
 
 こうなると、なかなかオチがつかない。
 なにせ、国連の査察を受けるとも思えないし、さりとて現状を改善するのは支那と北朝鮮で、これもおそらくできない。
 名実ともに八方塞がりに陥っているのだ。
 とにかくに来愛をしながらプレッシャーを掛けていくしかない状態だが、同時に経済的なプレッシャーもかけていくから、いつまで持つか、という事態になる。
 
 そして一見関係なさそうで関係ありそうなこんな話。
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スイスのスパイを逮捕=独 時事通信 5/1(月)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170501-00000001-jij-eurp
【ベルリンAFP=時事】ドイツ警察が、独税務当局の動向を探っていたスイスのスパイ(54)を逮捕した。
 独紙が30日、報じた。ドイツ当局は2006年以来、スイスやリヒテンシュタインの銀行から盗み出された顧客情報入りCDを購入しては、両国に資産を隠すドイツ人の脱税摘発を続けてきた。 

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 これものすごく変な話なのだ。
 ただの潜入捜査官だと思われるし、スイスでマネロンしたりする関係で捜査していたと思われる人物を、スパイ容疑で逮捕するというのはかなり異例。
 囲い込み相手がドイツや支那だからこそ、ナーバスになっている可能性がある。
 世界情勢は、アジアやEUというローカルなくくりではなく、全体で動いているから、今後も目が離せない。
 
 軍事的にお見合い状態ということは、次に起こりうるのは経済圧力だ。
 どんどん揺さぶって、真綿で~攻撃していくと思われる。
 そういったことを考慮に入れておくといいだろう。

 了

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