流行語大賞は審議拒否に違いない | ヤモリのつぶやき

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 ここ最近、頻繁に保守系サイトで取り沙汰されるのが審議拒否。
 雨が降っても風が吹いても審議拒否、国会をサボってばかりの野党。
 あんなに仕事しなくても給料をもらえるんだから、自営業者の筆者からすれば羨ましい限りだ。
 会社員の方でも、上司がムカついたから出社拒否とか言ってみたいものだろう。
 市井の我々では、あっという間にクビか仕事を干されてしまう。

 一般常識では到底ありえないあれは、一体何をしているんだ?と思われる方も多かろう。
 あれは議事妨害という民主主義における議会の特性を利用し、法案を廃案に追い込むテクニックだ。
 かつては非常によく行われていたものだがずっと下火、最近になって民進党と共産党と他の泡沫連動野党の野合集団になってから、頻発するようになった。
 国会戦術として肯定される議事妨害であるが、もう少しマシなことをしろよと言いたくなる。
 
 そもそも、国会とは法案などを吟味し、適正であるか修正点はないか勘案して、問題がなけれが可決していくものだ。
 このために日本中で選挙を行い、政治家を選んで国会に送り込むわけだ。
 国会や国会議員は、国の法律を決める重要な仕事を担っているはず、だ。

 

 ところが、民主主義での多数決を取る関係でどうしても少数側が不利になる傾向が強く、仮に少数側が正しかったりした場合は重大な問題を巻き起こす懸念もある。
 それ故、少数政党が時間を武器に戦うことができるようにするために、議事妨害が一定の範囲で認められているという建前だ。
 というのも、会期が決められているから、うまく進行できないと時間切れ廃案の山を築くことになってしまい、政権与党の管理能力を問われてしまう。
 これを法案の譲歩の交渉材料にしているのだ。
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 審議拒否
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%A9%E8%AD%B0%E6%8B%92%E5%90%A6
審議拒否(しんぎきょひ)は、議員が議会に出席せず審議・審査に参加しないこと。議会における圧倒的多数の与党に対抗する野党の議事妨害戦術のひとつ。
日本
1960年代まで日本の国会では、一党優位の状態にあった与党自民党に対抗して政策決定に影響力を持つための手段として、野党が議場占拠など物理的に審議を妨害する手段をとった。しかし、特に安保闘争時の混乱により「乱闘国会」と呼ばれるなどして世論に国会不信が生まれたため、与野党間での申し合わせが結ばれ、野党は議場占拠などの物理的抵抗をせず、自民党は単独審議や単独採決を行わないことになった。1970年代以降、野党はその代わりに審議拒否を主たる対抗手段として使うようになった。度を越した審議拒否は世論の離反を招くため、野党側にも自制は働く。

------以下略
議事妨害
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%B0%E4%BA%8B%E5%A6%A8%E5%AE%B3
事妨害(ぎじぼうがい)は、議会の少数派が議院規則の範囲内で議事の進行を意図的・計画的に妨害すること。会期制を採用している議会では会期終了と同時に審議中の議案は原則として廃案となるため、審議や採択に必要な時間そのものが交渉材料であり、少数派が多数派の譲歩を引き出す戦術として利用されることがある。
以下抜粋
日本
日本の国政政党では党議拘束が厳しいので、ほぼ全ての内閣提出法案は、採決に付されれば与党の賛成多数で可決される。そのため殆どの議事妨害は野党側が与党側に対して行うものである。議事妨害で用いられる手法の代表例としては以下が挙げられる。
質問攻め
野党側が議事妨害を行う最初歩のレベルとして、審議時間を要求した上での重複質疑の繰り返しが挙げられる。日本では特段の問題発言でもない限り質問内容がマスコミなどで批判される事はまずないため、野党側は殆どリスクを負うことなく時間を稼ぐことができる。しかし与党側も際限なく審議に応じるわけではないため限界がある。
牛タン戦術
上述のフィリバスターに対する日本での俗称。日本では演説時間の制限についても過半数の賛成で可能なため、有効な戦術にはなりにくい。詳しくは牛タン戦術を参照。
審議中断
委員会においては委員会理事、本会議では議院運営委員会理事が委員長や議長に対して議事運営に対するクレームをつけると、(強行採決などの場合以外は)委員長や議長が与野党の委員会理事や議運委理事に打開策を協議させる。その間、質問者の持ち時間は消化されないため議事が遅延する。
吊るし
与野党対決法案について、野党が委員会審査に先立って本会議での趣旨説明を求め、委員会への付託を遅らせること。「吊るす」「吊るしを下ろす」とも言う。
マクラ
野党が法案提出を乱発し、本命の与野党対決議案に先立っての審議を要求をすること。マクラによって与野党対決議案の審議を遅らせる。
不信任決議案(動議)の提出
議案に先立って審議が優先される、内閣不信任決議案や各大臣の不信任決議案(参議院では問責決議案)、単独審議や強行採決を理由とした議長不信任決議案や委員長解任決議案などの提出が活用される。議長不信任決議案の場合には、対象者である議長は一時退席し通例野党出身の副議長に議事進行させることが可能であるため、2004年の国民年金法改正案においては、副議長に会議を散会させようとしてその宣告を行わせたが、参議院規則に違反していたため失敗に終わった例もある。1992年にPKO国会に当たり、日本社会党が各大臣個別に不信任決議案を提出しようとした際、これを封じるため自由民主党が内閣信任決議案を提出して可決したことがある(一事不再議の原則から、内閣信任決議が可決されれば、信任決議可決時の閣僚個々への不信任決議案は提出できなくなるため)。
審議拒否
野党の審議拒否に対抗して与党が単独審議を行った場合、与党に非があるとみなす傾向が日本の世論には強い。ただし近年は審議拒否への批判も強くなる傾向があり、野党側もリスクを負う戦術である。逆に野党が委員長を務める委員会や野党が多数をしめる議院においては、与党が審議拒否を行う例もある。日本以外の国で審議拒否がなされる場合は、法案審議の正当性そのものに異議を唱える場合であり、日常的な駆け引きに審議拒否が多用されるのは日本の国会の特色である。詳しくは審議拒否を参照。
牛歩戦術
起立採決でなく議院規則で認められた投票による採決確認を議長に求め、投票に至るまでの行為(点呼を受け投票箱に向かうまでの間)にゆっくり歩くなどして時間をかけること。この牛歩戦術には院外から批判も多く、単純に時間切れに持ち込むためというよりは、騒ぎにすることで議案の問題に注目を集めるためという側面が強い。詳しくは牛歩戦術を参照。
ピケ戦術
委員会室や議場(あるいは議長室出入口の外など)で少数派議員がピケを張るなどして多数派や議長の入室を阻止し物理的に議事を妨害すること。議場占拠。これは合法的とは言いがたい実力行使である。もっとも、通常は会派単位で行うものについて懲罰に至らないのが通例である。

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以下、参考 議事妨害(フィリバスター)と『アメリカの理想』-スミス都へ行く-
http://www2.kobe-u.ac.jp/~kado/sigoto/MrSmith.pdf

 しかし、これらは少数政党とかが法案について希望を組み入れさせる為の手段。
 本来、何か問題点等があり法律の設定が必要だからこそ、法案ができ、それらを国会で審議し、問題点を洗い出して勘案、可決して成立する。
 これが少数政党の希望を入れさせるとかという表向きの目的で、法案そのものを廃案としてしまう状況は、問題そのものの解決には至らない。
 民主主義では過半数が問題を認識していないと議題にすらならないから、まず基本的に動きが猛烈に遅く、それ自体が問題になる。
 つまり、なかなか問題が解決しないわけだ。
 
 その為、理想だけを言うと、可能な限り迅速に対応するために、審議拒否をさせないことが重要。
 懸念されるその立法自体が問題だったというケースを鑑みて、問題法も速やかに再検討し修正していくという機動性がある方がのぞましい。
 従来のスタイルである、法案を国会審議で山ほど揉んでそれぞれの政党の主張を組み入れながら調整して可決というのに加えて、審議拒否などの議事妨害は封じ込め、代わりに、法律の修正もこまめにしていく、という意味だ。

 筆者的には、国会でのヤジや議事妨害というのは、本質から外れていてまるで意味がないと思っている。
 国会で審議するからこそ法律が決まっていくわけで、法案に問題があると考えているならば、大多数が理解する言葉でその問題点を指摘すればいいからだ。
 目的が邪(よこしま)だからこそ、こういったわけの分からない問題が増える。
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【民進党】山井和則さん「憲法審査会の取り止めは、安倍首相が憲法改正発言を唐突かつ個人的にされたことが原因であります!」@定例会見(動画) 2017年05月12日
http://www.honmotakeshi.com/archives/51262902.html

 もはや風が吹いても審議拒否だ。
 正当で理解できる理由なんて欠片もない。ただの税金ドロボーだ。
 『審議拒否』のタグでググったらもう、すごい数。
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正義の見方さん『審議拒否』検索
http://www.honmotakeshi.com/search?q=%E5%AF%A9%E8%AD%B0%E6%8B%92%E5%90%A6
保守速報さん『審議拒否』検索
http://hosyusokuhou.jp/?s=%E5%AF%A9%E8%AD%B0%E6%8B%92%E5%90%A6
民進党「共謀罪法案、強行採決なら法相不信任決議案!」←毎度の事過ぎて牽制になって無い件 2017年05月12日
http://hosyusokuhou.jp/archives/48792356.html

 無理筋ばかりでを押し通す野合した野党集団が、日本の国益に資するということは皆無だとよくわかる。
 法律自体を成立にこぎつけても、このろくでもない連中の戯言に耳を傾けた結果、骨抜きだったりかなり手控えた法律になるケースが山ほどある。
 これでいいかというと良いわけもなく、しかも、こういった法律で彼ら自身も守られたりするわけで、スゴイ矛盾だ。
 おまけに、わざわざ質問事項を遅い時間に準備し、返事を用意する官僚のミスを誘おうという作戦も姑息。
 方法論的にソレジャナイ感は半端ない。

 時間切れ廃案狙いの審議拒否を企てるために、ヤジやヤジの批判も目立つ野党。
 野次って必要なのか?
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議会にヤジは必要なのか? 2014.06.26
https://thepage.jp/detail/20140626-00000004-wordleaf?page=1

 仮にヤジを禁止できないにしても、ああいったものが制約なく行われることにも疑問だ。
 なにせ、国会以外の民間のあらゆる議論の場で『ヤジ』を容認するようなところは、見たことも聞いたこともない。
 バカな野党の馬鹿な行為を鑑みても、そろそろ見直す時に来ているんじゃないだろうか。

 了

ガンバレ!!熊本・大分! ガンバレ東北!
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