「学ぶ」ことを学びましょう

「学ぶ」ことを学びましょう

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こんにちは。藤本です。

あまりこのブログで書くこともないのですが、私の出身は山口県です。

東京とか大阪に住んでる人は、あまり山口出身者に出会うことはないかもしれませんね。

だからかもしれませんが、出身地を言うと驚かれたり、「山口県出身者に初めて会った」みたいな反応をもらうことがあります(笑)

 

さて、山口と言えば、今年の大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台が山口県です。

あなたはご覧になられていますか?

私はドラマで出てくる山口弁が懐かしくて見ています。

でも山口弁以上に、「学ぶこと」「志を持つこと」がテーマになっているところがいいなと思いながら見ています。

 

大学や大学院に行くのは「学ぶ」ためですね。

あなたはこの「学ぶ」ということをどのようなイメージで捉えているでしょうか。

 

高校までの「学ぶ」は基本的には「理解」して「記憶」することです。

でも記憶する目的が何かと言われると、十分には教えられることはありません。

敢えて言うなら「良い大学に行くこと」そのために「良い点を取ること」でしょうか。

 

暗記するという勉強法自体は私は否定しません。

むしろ若いうちに、ある程度暗記力を鍛えたり、必要な知識を覚えることは大事だと思います。

しかし、目的がただ「良い点を取ること」というのはあまりに寂しすぎます。

この目的意識の貧弱さが、大学に入ってから勉強しない学生を生んでいる最大の要因でしょう。

 

「花燃ゆ」に出てくる吉田松陰や高杉晋作などは、自分の一生を何に捧げるかを探しながら学んでいます。

これは今の時代から見ると随分と大げさなテーマのように見えるかもしれませんが、しかし、これが本来、学ぶことの目的なのだと思います。

 

学ぶことで、世の中の道理が分かるようになります。

これは大学であれば、それぞれの専門分野、例えば法学なら法学の、工学なら工学の、といったフィルターを通じて世の中が見えるようになるということです。

そして世の中の道理が分かれば、その中で自分が大事にすべき軸が出来ます。

迷ったときに立ち戻れる一番大事な価値観、判断軸のようなものです。

 

この軸が出来ると、その軸に沿って「発言」と「行動」が出来るようになります。

そうすると人は本当の意味で独立することができます。

一人暮らししているとか、就職して収入を得ているだけの状態では本当の意味の独立ではありません。

独立しているとは、他人や組織に頼ろうとする気持ちを持っていないことです。

自分の中にある軸に沿って行動できるというのは独立することの大事な要件の1つです。

 

そして、その独立の気概をもって一生を捧げてやるべきことが見つかれば、それは「志」になります。

「志」を持つ人とそうでない人では、発言や行動の迫力が違ってきます。

志がある人の周りには、人もお金も自然に集まってきますね。

 

学ぶとは本来そういった目的を持って行うべきことなのだと思います。

残念ながら戦後教育の中では、幕末の志士たちのような目的を持った教育はされなくなってしまいました。

大学には、自分から求めればまだそういった要素はありますが、でも本人がそういった意識を持たない限りは、何もしなくても卒業できるシステムになってしまっています。

わざわざ時間とお金をかけて大学で学ぶのであれば、そういった学びの目的を持つことこそが大事なのだと思います。

 

以上のような「学び」の目的意識については、私は次の2冊の本を読んでから、特に考えるようになりました。

私の場合は留学を終えてから読んだ本ですが、これから留学される方には、留学前、大学進学前に是非読んで欲しいなと思います。

 

最後までありがとうございました。