アルバム『WILLY AND THE POOR BOYS』
ユニバーサルミュージック
UCCO-9196 国内盤 SHM-CD
2013年(オリジナル1969年)
参考価格2,880円(税込)
★アルバム詳細
先日、唐突にC.C.R.の曲が脳裏をかすめて、そういえばレビューを書いていないことに気づきまして、
今日こうして「ダウン・オン・ザ・コーナー」を聴きながら、パソコンに向かっている訳です。
なぜ、思い出したんでしょうね? なんらかの切っ掛けがあったんだと思うんですが・・・・・・・・。
気がつくと、この曲のリフが頭の中で鳴り響いたんです。ま、そんなこんなで、懐かしいC.C.R.の登場です。
C.C.R.は、ブルースやカントリー・ミュージック、ロックンロールのエキスを抽出して、
オーソドックスでストレートなロックを作り上げたバンドです。
しかも、これほどシンプルなサウンドでメジャーになったバンドを他には知りません。
まるで、ハイスクールで初めて楽器を手に取った少年たちのようです。
ところが、ジョン・フォガティのリード・ヴォーカルとメンバーのコーラスは、間違いなくプロのレベルだし、
そのヴォーカルと一緒にバンド演奏を聴くと、ヴォーカルを生かすために余計な音を削ぎ落として、
シンプルなサウンドを極めたプロフェッショナルのお仕事に思えて来るから不思議です。
■C.C.R.
しかも、思いっきり泥臭い南部臭を出していながら、じつは、当時70万人を越す人口の、
大都市サンフランシスコ出身だったのも驚きです。
1960年代後半と云えば、サンフランシスコ発の、“シスコ・サウンド” と呼ばれたサイケデリックな音楽が全盛で、
ジェファーソン・エアプレインやクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス、グレイトフル・デッドなどの、
いわばサイケでファッショナブルなバンドが活躍していました。
そういう音楽に対して、C.C.R.の正式名称、“クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル”という、
一説によると「信念をもって清らかな水を甦らせる」という意味だそうで、
サウンドもファッションも極彩色的なサイケへの抵抗が、C.C.R.のシンプルなサウンドとなったもかもしれません。
ま、これは僕の勝手な推測にすぎないので、話半分で聴いといてください。
■C.C.R.
とにかく、出来の良いロックンロールとカントリーとブルースが満載の名盤です。
難しいことはなんにもやっていませんので、頭の中を空っぽにして、気楽に聴いて楽しめばいいと思います。
彼らの演奏を聴いていると、テクニックを見せびらかそうと必死になっているミュージシャンが、哀れに思えてきます。
要は、『Simple is Best!』ってことですよね。それは、ビートルズにも共通することだと思います。
演奏はシンプルで、ヴォーカルとハーモニーがずば抜けている、という特徴が同じですから!
さあ!では、アメリカン・ロックが到達したひとつの完成型である、
“クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル”=C.C.R.のサウンドをご堪能ください!!
■『Down On The Corner/CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL』(1969年)
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