40,手探りの自覚 | 緑高の楽屋

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これだけ他人から言われたら嫌でも自覚できる。自分はけっこう……なんていうか、ダメな人間らしい。だからといってそれはそれで別にいい…
なんてトコからちょっとは成長した。だからわかってる。こんなこと言ったらいけない。世の中には思ってても言ってはいけないことがある。これは多分そう。けど……
「それくらいのことで?」
思ってる時点でもうダメだよな。
「オマエな…………」
ホラ。

「いや、何か言ってくれてたら違ったかもですけど……」
空気だけで「察する」のは無理じゃないか?
……あー。
こういうとこもか。人の気持ちわかってないとか何とか……
「じゃ、仕方ないな。」
「?!」
「情報ないんじゃ仕方ない。天川自身が何も言わなかったんだろ?」
「……と思いますけど。」
気づかなかった……てのもありえるかな……?我ながら。
「ま、言わなかったんだろうな。」
「なんでわかるんですか?」
「そういうとこあるだろ、アイツ。」


「弱み見せない的なヤツですか?」
プライドとか意地とか?
「肝心なことを言わない。」
肝心なこと……
「ムカつくとかかまって欲しいとか。」
「そんなこと言ってたんですか?」
「そういう『趣旨』のことだな。ほぼ罵詈雑言だったけど。」
あ、なんか浮かんだ……

「めんどくさいよな-7。」
「はい。」
「オマエが言うな。」
……やっぱり?