まあまあ? | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 わかめ養殖のための種苗をバックアップするために急遽採苗したフリー(無基質配偶体)のわかめ種苗は今このぐらいまで成長しました

 まあまあ、こんなもんでしょうかね

 あと1ヶ月もすればそこそこ使える種苗になるんじゃ無いでしょうか

 台風直後は10万mのオーダーで不足が伝えられていたわかめ種苗ですが、案の定、不足m数はどんどん減少していったそうな

 誰かが「種苗が無い」って言い出すと他の人も便乗して大騒ぎになるんだけど、冷静になって考えると、そんなに足りなく無いって事が往々にしてあるもので

 HELP!と言っていた漁連からは音沙汰もなくなり

 バックアップはバックアップのまま終わってしまうかも知れません

 

 まあ、バックアップが必要ないってのはいいことなので

 

 田老町漁協には科学者みたいな漁業者がおりまして

 「水槽でワカメの種苗を育ててみたいんですが、できますか?」

 おおーすげえ!

 必要な器具を一通り教えたら、早速揃えて挑戦するみたいです

 

 すると、今度は

 「フリーって作れますか」

 「まあ、温度と照度を一定に管理する器具があればね」

 「いくらぐらいしますか?」

 「えっ?買うの?」(汗)

 

 岩手県では、漁協が運営する種苗生産施設の職員はほとんどフリー(無基質配偶体)を使いこなせるのですが、他の県だと県の職員がフリーの採苗を学会とかで発表するところもあるそうな

 

 学会で発表するようなことを一漁業者がやっちゃったらおもしろいですね

 

 何年か後には自分でわかめ種苗を陸上培養してたりして

 

 あっ、オレの仕事が無くなっちゃう(笑)

 

 

 南の海上には次の台風の元みたいなのが現れましたね

 またっすか?

 もう台風はたくさん

 

 


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