これ、危ない | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 
  東日本大震災の津波で防潮堤の外側にあったテトラポッドが漁港内に飛んできました
 青い海の中に黒い点々が見えると思います
 これがテトラポッドの残骸
 水深が浅い場所にだけ海藻が生えているので、よく解ります
 
 このテトラポッドがやっかいでして
 水面からだいぶ下にあればウニやアワビや魚の隠れ家にもなっていいんですけど、水面すれすれのは下手すると船底やスクリューにぶつかってしまいます
 海は干満があって水深が一定ではないので、普段ぶつからないと気を許していると大潮の干潮では
 ガンッ!
 なんてことも
 
 行政の方でもなんとか対処しようとしてはくれているのですが、漁港内は水深が浅いので、大型の台船は入ってこられず
 
 陸からクレーンで引き揚げようにもブームが届かない・・・・・
 仮にブームが届く位置だとしても、ブームをいっぱいに伸ばした状態では重くて揚げられません
 クレーンって吊り上げるものが遠くなるほど、吊り上げる能力が悲しいくらい減ってしまうんです
 ばかでかいクレーンでも持ち上げられないコンクリートの塊を一瞬で移動させるんですから、津波の力って恐ろしい
 
 

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