いつもこう | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 5月の連休辺りは天気も良く、海も穏やかで

 さあ、天然ワカメやウニ漁が始まるか

 

 などと思っていると、5月の中頃から酷いシケにはならないけど、ワカメ漁やウニ漁ができるほどのナギではないというビミョーな状況が続くというのが近年のパターンで

 

 今年も

 「さあ海が良くなり次第ワカメの口開け」

 って言ってたら、シトシト、ベチャベチャと梅雨みたいな空が続いて海にも出られない日が続いております

 

 今日はシケで船も出てません

 これからさらにシケそうですし

 

 いつも忙しい漁業者も今日・明日はお休みですかね

 

 

 5月は

 

 五月雨

 じゃなくて

 五月晴れ

 がいいですねえ

 

 

 

 サケ稚魚の放流も無事終了して担当者もほっと一息

 数ヶ月間肩の荷を下ろすことができます

 

 おそらく、他の漁協はね

 そうじゃないと持ちませんから

 

 でも、田老町漁協の場合は、少人数で色んな業務を兼務してるので、サケが終わってもアワビ稚貝が待っております

 今年生まれの稚貝を管理しつつ、来週から昨年生まれの稚貝を水槽から剥がして

 数を数えて

 漁場ごとの予定数量に分けて

 

 この作業をとりしきるのはサケのふ化放流と兼務でやってる職員

 

 書けば数行ですけど、やることはものすごく人手と時間がかかるので

 アワビ種苗生産を担当する人間だけでは足りなくて、養殖漁業者の奧さん達に手伝ってもらってやりますから、奧さん達も多方面で大活躍ですね

 

 アワビの計数が終わったらダイバーが漁場に潜水して放流と

 

 ダイバーの方も養殖漁業と兼業だったり、定置網と兼業だったり、はたまた養殖漁業と定置網とダイバー兼業だったりと、八面六臂の活躍をしなくちゃなりません

 もちろん、その間に天然ワカメ漁もウニ漁もします

 

 イヤー、ほんっと年中無休

 大変だあ

 お疲れ様です

 

 


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