続きです。
「思・考」は思い悩む・考えすぎる感情です。
消化器系の働きを持つ脾と関連しています。
クヨクヨ悩んでいると、食欲不振・胃もたれ・下痢など消化器系の症状が出やすくなります。
逆に胃腸の弱い人はよく悩むことが多いとされます。
胃腸に負担をかけない食生活をすることが重要です。
「憂・悲」は憂い悲しむ感情です。
肺は悲しみの臓器とも呼ばれ、肺の弱い人は悲しい出来事をよく思い出す性格だと言われています。
悲観の感情が大きくなると肺のエネルギーを弱め、呼吸器系や体内循環の働きを担う肺に負担がかかります。
また、逆に肺が弱っていると悲観的になります。
マイナスの感情が多い場合は肺が弱っていると考えられます。
脾と密接な関係にある肺は、脾の働き、特に消化器系の働きが低下していると、それに連動して機能が低下します。
お腹に優しい食事を心掛けるようにしてください。
続きます。