中尾亜由美です。


1冊目の本『売れるハンドメイド作家の教科書』はじめにを公開

【はじめに】

「売れないんです。どうしたらいいでしょうか」と、よく相談を受けます。わたしは、その道のプロに聞くのが一番早いと思っています。
売れない理由には、2つあって「作品がよくない」と「知られてない」です。「作品がよくない」は、はじめから必要とされません。「知られてない」は、発信ができていないってコトです。

作家さんは、作ることには時間を忘れて力を注ぎますが、売り方を知らない方が多いです。作品さえ作っていれば、誰かいつか買ってくれるだろう・・と思っています。残念ながら、売り方を知らないと、作品はいつまでたっても売れません。
パソコンが苦手だから、時間がないなどと言っていては、前には進みません。苦手でも仕事としてやらないといけないことがあります。

やるべきことをコツコツと淡々とするだけなんです。
本書では、自分をブランド化していく16年間の私の「ノウハウ」がギュッとつまっています。
ただ、継続していくには「メンタル」がとても大切なのです。人間関係や、価格のこと、利益のこと、色んな出来事に振り回されては、落ち込んだりしていると、やる気はどんどんなくなっていきますね。しかも、売れないし・・・

SNSで、発信することにも抵抗がある作家さんが多いです。顔出しや本名を名乗ること。
私も過去には、初めて開設するのでと、作家としてスカウトされたネットショップのオーナーに意地悪をされたこともありました、お金の話をキチンとできなかった頃の自分や、作品の扱いが雑だった委託店のオーナーに物申せなかった自分。

今のようにハンドメイド作家向けのコンサルタントやセミナーなどがない時代です。誰にも相談できずに悲しい思いや悔しい思いをたくさんしてきました。あの頃の私のような気持ちになっている作家さんがいるのではないかと思います。
それでも、やるからには「諦めないこと」が大事なのです。

今、この本を手にとって下さっているということは、まだまだ、がんばりたいと思っているのではないですか? そして、本書でやれることもたくさん見つかり、きっとお役に立てることと思います。

また、売れない理由で見落としがちなのが「作家自身の魅力」です。作品には、作家の魅力も必要なんです。
私は、今はこうしてハンドメイドとコンサル業やセミナー講師が仕事になっていますが、家に帰れば子供もいる、ごく普通の主婦です。家事もこなしています。

はじめは、前へ出るなんてとんでもないなんて思っていましたが、前へ出るとファンになってくださる方がいることに気がつきました。見られているということです。作品が魅力的でも、作家が生活感丸出しなら、作品は台無しになると思ったわたしは、自分磨きをするようになりました。自分の作品の動く広告塔になろうと思ったのです。
そこから、人に会うことをひたすら実行しました。一年経った頃には世界が変わっていたのです。

作品は、作品とお金の交換ではありません。販売は、人と人です。物は人から買いますよね。人に逢うことの大切さを本書でもしっかり書いています。
私は、子供の頃からもの作りが大好きでした。まさか、ここまでお仕事になるとは思ってもみませんでした。

さぁ、あなたはどんな作家になりますか?どんな未来でいたいですか?みなさんが、自分らしく輝けるように願っています。


この本は、1ヶ月で書き上げました。
イラストも。


売れるハンドメイド作家の教科書/二見書房



この本には、今まで話してきたこと、ブログに書いてきたことをギュギュッと詰め込みました。


ハンドメイド作家さんだけではなく、
色んな職種の方に読んでいただいています。


すっごく自信がある一冊です。
ほとんど私自身の苦労話しから学んだことばかり。


委託店の突然の閉店から、
自力で販売するためにしたこと。
コツコツ続けてきて身を結んだこと。
売り方を思考錯誤して確立していった経緯。


経験って大事ですよね。


新刊と共に読んでみてくださいね。