涙の先に ~糖尿病だったピラフちゃん、命をかけた医療へ | GO!保護犬GO~知る・見る・伝える→殺処分ゼロへ~

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静岡県御殿場市の個人ボランティア 
山の中で5年間、狭いケージで生かされてきた小山町多頭現場出身の犬の幸せさがし。
フィラリアでもシニアでも雑種でも、幸せにしたいと頑張ってます



昨日、仕事を終えて病院に駆け込みました
前回血糖値が高かったピラフちゃんの再検査と医療フルコース実施のためです


とは言え、最近のピラフちゃんは少々気になるところがありました


水のがぶ飲み
オシッコジャージャー


おなかがフグのように弾けそうに膨らんでいたのです


病院が閉まる2分前に駆け込み、
「先生、すみませ~ん」
が平日のお約束です






「ピラフちゃん、医療やりたいのですが
色々気になるところがありまして…」





では、まず再検査として血糖値を、ということで採血









結果はすぐに出ないので、他の箇所をみていただきました






以前もみていただいているので
Wチェックです





こちらは前回の診察時の画像






『前歯もグラグラですね』

「はい、先生のおまかせコースで全部抜いていただければ結構です
中途半端は嫌なので本人が一番良い方法でお願いします」


御殿場のこちらの先生、
すでに小山ッ子の時からお世話になってますから、

「あの時やってもらえばよかった」
と過去に何度も失敗してますから
先生も徹底ぶりはよくご存じなのです







糖尿病だったら…



私はいままで糖尿病の子を世話したことがありません
幸い身内にもいなかったし
未知の領域です(領域せまい…)



血液検査の結果を待合室で待ってました


『おそらく、糖尿病ですね』
再検査の結果は、前回の一週間前より
数値が100ほど上がっていました


この一週間、特に何も気を付けていませんでした
診察前に食事をさせていることもないのに
数値は病気を決定付けたのです


糖尿病の子の手術は、大きなリスクがあると伺いました
自分でできることは、術後のケアを徹底すること、インシュリンを毎日注射することです


ピラフちゃん、念のため翌日にも再検査して手術に踏み切るか判断したい
と先生はおっしゃいました





ずっと可愛がって太らすことができたのに…


以前、どこかのブログにありました
『収容施設で、かわいいから早く里親さんが見つかりそうな犬を選んだのに、
後から腫瘍が見つかった
見立てが悪かった(こんなお金のかかる犬を保護するべきではなかった)』


目の前の子が苦しんでいたら、何とかしてやりたいと、どこまでできるか
いつもその狭間です

保護したらできるだけやってみる






ピラフちゃんは、うちで最期を迎えるかもしれません


里親になりたい、なんて神様のような方は現れるのでしょうか


定期的に、時間的にもキッチリ ケアをする
私には酷なのです


けれど自分が保護した子だから
もしもうちで亡くなってしまっても
誰をも恨むことはできません



私がやらなければ
ピラフは死ぬ
それだけの単純なことなのです


「万が一の事が起きても、自分の責任
先生を悪く思うことはありません
リスクを覚悟で
死んでしまっても、私の決断なので
手術をお願いします」


そういって病院をあとにしました


車の中、涙しながら帰宅しました
そしたら牛丼くんの酷い血便!


現実を突きつけられて
泣いてはいられなかったのです



ピラフちゃん、前途洋々とはいきません
前途多難です


けれど、こんな状態でも
おんなじ命、おんなじ重さ



それだけのこと








ピラフちゃん



生きよう、一緒に



ピラフちゃん応援よろしくお願いいたします
とにかくオシッコジャージャー状態につき
チギチギのご支援をお願いいたします


チギチギは、一度バラバラにほぐしてから圧縮いただけると、ほぐし直すことなくすぐに使うことができます
ピラフちゃんが大量のお漏らしをしても
体が汚れないよう、ご協力お願いいたします





最期まで一緒。家族だもの。絵:ぴーパパさん
 

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