フィリピンの書類翻訳はココが大変 | 東京・渋谷 外国人のビザ・入管業務 フェローズ国際法務事務所

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入管業務や留学、海外の話を中心に
色々な日常の出来事を書いています。

こんにちは。

東京・渋谷の英語対応行政書士フェローズです。

 

先月、今月と続けてフィリピンの証明書翻訳
をお引き受けしました。

 

出生証明書、結婚記録証明書、成績証明書などの
和訳ですから、特別難しい内容ではありません。

 

それより問題なのは、フィリピンの文書には

判読が困難なものが多いということ。

 

読みにくい理由は手書き、それも筆記体で書かれた
ものが多いためです。

 

タイプライターが使われていれば、文字のつぶれや
とばし程度ですみますが、手書きは個性たっぷり(笑)。
なかなか苦労させられますね。

 

証明書用紙には上のほうに、「読みやすいように
正確に記入すること」とあらかじめ注意書きが
印刷されていますが、実際の書類をみるかぎり

あまり功を奏していないようです。


できれば「活字体で書くこと」という指示を
付け加えてほしかった・・・。

 

そして、間違いも散見されます。

名前のスペルミスをはじめ、ありえない

間違いとしては、証明書によって
同一人物の生年月日や婚姻の日付が
くい違うなど。

 

日本の戸籍のように一括管理された
システムではなく、事件ごとに都度作成され
本人以外に立会人が書類作成者になる場合も
あるので、余計人為的なミスが起きるのでしょう。

 

もちろん間違いに気がついても、校正とは違い

翻訳者が修正するわけにはいきません。

 

正式に証明書を訂正するとなると本人がフィリピンで手続きを

行わなければならず、かなり手間がかかったはずですが

そのままで無事日本の役所に受理されたとお聞きしました。

 

今回の証明書の用途については、一部判読不能のまま

提出しても大丈夫だったようです。

(下へつづく)

 

 

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かわいらしい姿につい手が出て

しまいました。(おまんじゅうです)

こちらは「中身より外見重視」でしたウインク

 

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翻訳作業中はパソコンで文字の画像を拡大したり

縮小したりを繰り返しながらになるので、時間も根気も

要りますが、反面、人の書いた文字は温かみもありますね。

 

文字の終わりを伸ばす人、くるくるっと輪にする人、
力強いひと、古典的な文字を書く人、それぞれクセがあり

筆跡から簡単に性格判断ができそうです。

 

それにしても出生証明書に間違いがあると、面倒なことに

なるのはほとんどの場合、作成者よりも生まれた

赤ちゃんのほうでしょうから、証明書作成は

念入りにお願いしたいです。

 

とはいえ、所詮証明書?

もしかしたら、キラキラネームをつけられた

とある国の赤ちゃんのほうが後々

苦労させられるかもしれません・・・!?

 

 


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