特別企画②『ギブソンレス・ポールの使い手達』 | READY TO ROCK!

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HM/HR中心のROCK名盤を随時紹介していきますが、たまに政治問題の愚痴が入る場合もあります。

前回に引き続き使い手特集の2回目、今回は図太い音でロックファンに広くお馴染み『ギブソンレスポール』の使い手達をご紹介して参りましょう。

まずは軽くレス・ポールの歴史について軽く触れておきましょう。

1915年、米ウィスコンシン州に生まれたレス・ポール(本名レスター・ウィリアムス・ポルフス)は10代で既にラジオ番組などでギターを演奏していました。1940年ごろにはテレビ番組にも出演していました。そして西海岸に移住し、女性フォークカントリーシンガーのメリー・フォードとのデュオ形態のグループを結成、1951年には『THE WORLD IS WAITING FOR THE SUNRISE』『HOW HIGH THE MOON』が大ヒットし、一躍時の人となります。

しかし彼はギタリストとしての顔の他にギターの研究者/開発者もう一つの顔がありました。MTRやエコーマシンなどの録音機材やエフェクターなどの開発、そしてソリッドギター(中空構造を持たないギター)への研究を続けていたのです。1945年に自宅でしこしこ作っていた「THE LOG」(丸太の意味…ログハウスのログですね)と名付けられた渾身のソリッドギターを何社かに持ち込んだところ、興味を持ったのがギブソン社…そして1952年、ギブソンから発表された画期的なソリッドギター、開発者本人の名前『レス・ポール』と名付けられたのです。2009年、94歳で亡くなってしまったミスターエレクトリックギター、レス・ポールさんの在りし日の雄姿です。


さてそんなドラマに包まれたレス・ポールの使い手達を順に見て参りましょう。

まずは何と言ってもLED ZEPPELINのジミー・ペイジ!

レス・ポールの使い手と言ったらまずこの人が浮かぶんじゃないでしょうか。もう最近は旧作のリマスターで小銭を稼ぐセコイじいさんになってますが、現役時代のカッコよさは永遠ですね。



続いてはツインギターコンビの2人ともレス・ポール使いという珍しいコンビ2連発!

まずはサンバーストレコード時代のWHITESNAKE 

ミッキー・ムーディー&バーニー・マースデン!

この2人は共にレス・ポールのコレクターとしても有名で、ミッキー・ムーディーは1953年製のバーテールピース付レス・ポールゴールドトップとか持ってる異常なマニアであり、メインギターは1958年式レス・ポール、バーニー・マースデンも1959年式のレス・ポールでした。



続いてTHIN LIZZYのスコット・ゴーハム&ブライアン・ロバートソン!

普通ギターコンビと言うのは互いに違うギターを持つのがほとんどなんですがWHITESNAKE同様この2人もレス・ポールコンビでした。



続いてFOREIGNERのミック・ジョーンズ!

思いっきり野太いレス・ポールらしい音を出しまくっていた当時のミック・ジョーンズ。変形ギターを持っていた時期もありますが、やはりこの人はブラックボディのレス・ポールが似合います。



続いてZZ TOPのビリー・ギボンズ!

この人もデビューから1980年代前半まではサンバーストカラーのレス・ポールがトレードマークでした。この人もレス・ポールをレス・ポールらしい図太い音で弾く人です。



お次はこの人を抜かすわけには参りません。KISSのエース・フレーリー!

一貫してレス・ポールを使用してきた人で70年代はチェリーサンバーストカラーやブラックカラーを好んで使っていました。もちろん90年代に復活後もレス・ポールです。



ジョン・サイクス!

THIN LIZZY、WHITESNAKE、BLUE MURDER、ソロとこの人がレス・ポール以外のギターを弾いてる姿が想像できません。



スラッシュ!

変形ギターやストラトが隆盛を誇っていた1980年代後半、GUNS N'ROSESで再びレス・ポール人気を再燃させたのは間違いなくこの人。



さて、他にもザック・ワイルドやらデイヴ・メニケッティ(Y&T)トム・キーファー(CINDERELLA)やらWHITESNAKE加入前のエイドリアン・ヴァンデンバーグやら、日本では鮎川誠さんや奥田民生さんがレスポール使いとして有名です。取り急ぎ大まかに紹介させていただきました。


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