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2016.12.18
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カテゴリ:和訳

ボックスアート


メインボード


各プレイヤーの初期資源などを決める国家カード。固有の特殊能力はない。


 核兵器開発競争をテーマとした傑作「マンハッタン計画」ワールドの第3弾(第2弾は「連鎖反応」)。パブリッシャーはもちろんMinion Gamesだが、デザイナーはTom Jolly と Luke Laurieで、「マンハッタン計画」の Brandon Tibbettsは関わってない。

 “マンハッタン計画”と名乗ってはいるが、舞台は二次大戦後。プレイヤーは1国の指導者となり、自国を発展させるべくエネルギー開発に精を出すが、同時に深刻な環境問題にも立ち向かわなければならない。うむ、マンハッタン計画関係ないなw

 設定的にはともかく、システム的には「マンハッタン計画」のメインフレームを踏襲してる。つまり、手番でできることは基本的に労働者の配置(そしてそれによるアクションの実行)だけだ。しかし、「マンハッタン計画」では数種類の労働者があり、それぞれにできることとできないことがあったが、「エネルギー帝国」では1種類だけになった。


 青プレイヤー用の労働者トークン。イラストは異なっているが、すべて同じ機能を持つ。

 労働者の種類によって生じる悩みどころをなくした代わりに、「キーフラワー」的配置制限ルールが追加された。空いているアクションスペースには労働者トークンを1枚だけ置いてアクションを実行できるが、すでに(自分か他プレイヤーの)労働者が置かれてる場合、直前に置かれたトークンの山より高い山を作って置かなければならない。そのために、労働者トークン1枚に必要な枚数の(あるいはそれ以上の)エネルギートークンを追加する必要がある(労働者トークンを複数重ねることはできない)。そうして労働者を置いたら、その場所に応じて建造物カードを購入したり、資源を得たり、自国の環境から汚染物質を除去したりできる。


 エネルギートークン。これを持っていればいるほど何でもできるし、他プレイヤーの邪魔をすることができる。エネルギーがないのは首がないのと同じだw

 メインボード上のアクションスペース1つの使用(必須)に加えて、すでに建造している自分の建造物を好きなだけ使うことができる。これも「マンハッタン計画」に似ているが、建造物の発動はエネルギーだけで行うこともでき、「メインボード上で労働者を置いた場所と同じカテゴリーの建造物しか発動できない」という制限が追加された。


 建造物カードの例。色別に上から行政、工業、商業建造物で、メインボード上の3エリアに対応してる。たとえばメインボード上の「鉱山」(工業エリア)に労働者を置いて鋼鉄駒を1個得た場合、その手番では茶色の工業建造物はいくつでも発動させることができるが、行政/商業建造物は発動させられない。発動させるにはカード下段のスペースに労働者かエネルギーを置く。2枚置かなきゃ行けない建造物もあるし、(この例にはないが)2回発動させられる建造物もある。

 配置すべき労働者や、アクションのコストとして支払うべき資源がなくなって何もできなくなった(または何もしたくなくなった)とき、自分のすべての労働者を回収してエネルギー生産を行う。そのために、それまでに獲得したエネルギーダイスや、このタイミングで石油駒を支払って得た石油ダイスを振る。出目に等しい数のエネルギートークンを得ることができるが、“出た数字が一番大きいダイス”に公害アイコンがある場合、公害トークンを取って自分のプレイヤーマット上の環境スペースに置かなければならない。


 プレイヤーマット。左上が各国の環境になり、ここに公害トークンがたまりすぎないように注意しなければならない……はずだが、ルール読んだ限りではちょっとした得点に絡むだけなので、もしかしたらぎりぎりまで汚染されてもいいのかもしれないw


 エネルギーダイス。黄色の原子力ダイスは破格のエネルギー生産力を持つが、どの目が出ても環境を汚染する(可能性がある)。しかも核汚染するので、汚染除去が難しい。緑は太陽光-風力ダイスなので、公害アイコンがない。これを混ぜて振って高い目を出し続ければ、原子力ダイスを振ろうが石炭/石油ダイスを振ろうが一切環境汚染されないので、ぜひ1個は手に入れておきたい。どういう理屈でそうなるのかは分からんがw 青は水力-地熱ダイスで、緑と同様に環境を汚染せず、しかも緑よりエネルギー生産力が高いが、1人1個しか得ることができない上に、得るときに森林を汚染(というか、ダムとか作るから環境を破壊するんだな)する。

 こうしてどんどん環境を汚染していくと、地球への影響トラックに置かれた公害トークンがなくなっていく(汚染しなくても取り除いてストックに戻すので、必ず減っていく)。各スペースから公害トークンがなくなるたびに、地球への影響カードが1枚公開され、次のカードが公開されるまで効果を持つ。



 地球への影響カードの例。緑が序盤に、赤が終盤に出てくる。いいこともあれば悪いこともあるが、ぱっと見たところ、終盤のカードはかなりろくでもないなw

 こうしてひたすら手番のプレイを続けていき(ラウンドといった概念はない)、最後の公害トークンがなくなったら、あと1手番ずつプレイしてゲーム終了。建造物や、ゲーム中に得た偉業タイル(得点条件が示されてる)などから追加得点を得て、最多得点プレイヤーの勝ち。


 目を見張るような新要素は、はっきり言って何一つない。そういう新鮮な驚きを求めるゲーマーには向かないだろう。しかし安定した面白さはありそうだ。このテーマだと「20世紀」や「キープクール」といった大傑作があるので、それらと比べられると少々分が悪いかもしれない。だが「20世紀」はあまりにも初心者お断りの超絶マゾゲーだし、「キープクール」はボドゲの皮を被ったRPGだから、このくらいのゲームを求めてた人にいいんじゃないかな。ラウンド終了処理がないからインストも比較的楽だし、意外にこのシリーズは初心者にも向いてると思うよ。第1弾に比べればテーマも一般向きだしね。

BGGの和訳ルール






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Last updated  2016.12.20 12:11:31
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