創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

【エッセイ】記憶力

2016年10月13日 20時48分28秒 | エッセイ

 記憶力、人の名前が覚えづらかったり、暗記がなかなか思うようにはいかなかったりするけれど、人の記憶はコンピューターのそれを超えている。

 テレビの再放送や最近流行りのネットTVで昔見た番組を見た時、内容はさておき、見たか見てないかの判別ができる。

 覚えようとしてなくて、何気に聞いていた曲のメロディーがあるていどわかったり。

 昨日食べたものが朧気であっても、初めてある食材を食べた時の記憶や、食べたことがあるかないか判別できる。

 記憶が何十階建てのマンションのようだ。普段最上階に暮らしていても、一階にずっと眠っていた記憶も、何かのきっかけで思い出すこともできる。

 


〈2016/10/13追記〉

 一方では、繰り返し見た夢やそうであったら良かったのにという思念が強ければ、恰も体験したかの様に記憶を塗り替える事もある。同じ体験を一緒にしていたのに記憶が一致しないのは、いずれかもしくは双方の記憶の塗り替えがあるからだ。

 誰の迷惑をかけることもなく、自由に記憶の塗替えをコントロールできたなら、それはそれで良いのかも知れない。都合良くはいかないのが現実ではあるが。

 勉学で使われる記憶と日常の生活の中の記憶。前者は差異がはっきりしているが、後者はあまり無いような気がする。前述していた事は後者の生活の中の記憶力ではある。

  


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