2017総選挙について志位委員長の会見
新潟 自民惨敗
野党共闘が追い詰める
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-10-23/2017102311_02_1.html
6選挙区中で当選2人だけ
新潟県の六つの小選挙区では、前回総選挙で新潟3区以外の五つの小選挙区で議席を獲得した自民党は今回、4選挙区で敗れ当選は2選挙区だけと惨敗しました。
昨年の参院選、県知事選に続く“政権、新潟ショック”を再び起こそうと、市民と野党の共闘を「本気の共闘」にさらに発展。前回総選挙では民進党公認だった候補者も、今回は野党共闘でたたかうなど、五つの選挙区で共闘体制がつくられました。そして安倍自公政権を追い詰める結果となりました。
憲法9条を守る、安倍強権政権下の改憲NOなど県民の意思が示されました。
東京電力柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働が最大の争点となった県知事選に続き、原子力規制委員会が再稼働へ審査書案を了承し、東電を「適格」とするなか、福島原発事故の検証なしなどの柏崎刈羽原発再稼働は認められないとの県民世論も明確に示されました。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20171023353247.html
衆院選、県内6小選挙区の議席確定
野党側4勝2敗で勝ち越す
15人が立候補し、県全域で「自民対野党共闘」の図式となった県内6小選挙区は22日の即日開票の結果、野党側が4勝2敗で勝ち越した。1、2、4の3選挙区では、民進系の前職が2009年選挙以来、8年ぶりに小選挙区の議席を奪還。3区は「野党統一候補」となった民進系の無所属前職が、自民前職との大接戦を制した。自民党は5区で元知事の新人が「オール野党」が支援した無所属新人を破り、6区で前職が議席を守ったものの、小選挙区の議席を三つ減らす結果となった。
県内小選挙区の投票率は62・56%。戦後最低だった前回の52・71%を9・85ポイント上回った。22日午後11時時点の推計で、山形県の64・10%に続く全国2番目の高さとなった。
1区は立憲民主党から出馬した民進系の前職西村智奈美氏が競り勝ち、議席を奪い返した。自民前職石崎徹氏は無党派層などへの浸透を図ったが一歩及ばず、比例で復活した。
2区は民進系の無所属前職鷲尾英一郎氏が後援会を固め、全国最少差で敗れた前回の雪辱を果たした。組織戦を展開した自民前職細田健一氏は、燕市などの大票田で伸び悩み、比例での復活となった。
3区は民進系の無所属前職黒岩宇洋氏が野党共闘の効果を発揮し、50票の僅差で逃げ切った。自民前職斎藤洋明氏は県議らによる分厚い陣立てで臨んだがわずかにおよばず、前回に続き比例復活となった。
4区は無所属で出馬した民進系の前職菊田真紀子氏が、「原発ゼロ」を掲げ各野党から支持を得て6度目の当選。自民前職金子恵美氏は所属派閥から全面支援を受けたが、差を詰められなかった。
5区は元知事の自民新人泉田裕彦氏が知名度を生かして与党支持層を固め、優位に戦いを進めた。「オール野党」態勢を敷いた元魚沼市長の無所属新人大平悦子氏は終盤、追い上げたが、振り切られた。
6区は自民前職高鳥修一氏が糸魚川市などを中心に支持を集め、4度目の当選を決めた。野党共闘で挑んだ民進系の無所属新人梅谷守氏は知名度不足などが響き、わずかに届かなかった。