追撃、また「円高」がやって来る!


米英、ロシア・ブラジル・南アフリカなどが金融引き締めを模索する一方で、金融緩和でトップを走る日本に続けとばかりに、スイス、カナダ、そしてデンマークやECB、ほかにも「スウェーデンが2月に、ノルウェーも3月には追加緩和に動くと読む。 “次はどこだ” と連鎖緩和を巡る思惑が市場関係者の間を駆け巡る」(日経ヴェリタス)ですって!

ところで、先週のECBの量的緩和についても、同紙は面白く描写してましたネ! ・・・『ユーロ安を勝ち取ったドラギ・マジック ―― 効果拡大狙い規模とタイミング工夫』 ――「22日、記者会見場に予定より8分遅れて現れ “エレベーターが来なくてね” と市場も記者も待たせ、期待を高めておいて “バズーカ” をぶっ放すやり方が得意なのだろう。

(ユーロ安)成功には、<1>市場予想の月額€500億購入というコンセンサスに対して、€600億という数字を用意した。よく考えれば、対したうえ乗せ幅ではない。€600億は国債だけでなくABSなども含めた数値で、国債だけだと450億~€550億との事前予想とほぼ同規模で、記者会見のやり方に工夫を凝らした “ドラギ・マジック” だった。

<2>導入のタイミングも、市場関係者やエコノミストの間で2013年には取り沙汰されてた量的緩和を今になって踏み切ったことが、効果を高めた。ドイツ連銀との確執で導入時期が遅れたことは “けがの功名”」(日経ヴェリタス/一部抜粋)・・・ ちなみに、社債の買取りは “ECBが大企業を支援” との連想から見送られたんですって!

トルコやインドなども金融緩和を選択したり、”ハト派” は資源国でもあるマレーシア中銀会合(28日)にも舞い降りるのかな? ・・・ FRBによるゼロ金利解除については、『時期よりペース』 とストラテジストの目はその先を向いてるようだし、いざ利上げの時のドル一段高っていう脚本は、セピア色になってるかもネ?!

・・・ おまけに 『チャート(一目均衡表)は円安一服のサイン?』 っていうし、”緩和” で通貨安の先頭を走ってた円は “追撃の通貨” に差を縮められる格好で、これからまた “円高ステージ” がやってきそうな予感♪

(*)明朝と今週のマーケットシナリオは、このブログひとつ前・午前のblog “<1570> 明朝GapLoss?” に描いてます(^_-)☆


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