今日は朝から雨
しかも外気温は21℃
朝から肌寒いです
気温差が結構あるので風邪引かないように気をつけてください
今回のブログは
『血液検査と自律神経』
で書いた続きです
自律神経のバランスは実は血液検査でも反映されます
それが白血球
副交感神経優位で白血球は活動します
副交感神経の働きが低下すると白血球にも変化が生じるんです
白血球の正常値としては5000
白血球を細かく分類すると末梢血内で
好中球 60%
リンパ球 28%
好酸球 5%
好塩基球 1%以下
単球 5%
という平均数値になります
副交感神経が活動低下すると好中球が軽減しリンパ球が増えることが解っています
好中球 45%
リンパ球 45%
のようなバランスになっていると自律神経系のバランスが乱れているため「うつ病」と診断される可能性があります
睡眠が乱れ交感神経と副交感神経のバランスが保てていないと交感神経低下によって活動性低下が起こり、副交感神経優位になります
副交感神経優位になりますが亢進するわけではありません
その理由は交感神経が活動する際にドーパミンやアドレナリンといった神経伝達物質が高まり心拍を亢進させ筋肉を使いやすくしたり、痛みを抑制して活動性を高めることをします
前回のエイリアンの件が交感神経亢進の状態です
なかにはエイリアンと親睦を深めるため一杯やるという大物もいましたが
戦うため・逃げるためなど・試合で結果を残すためなどの闘争心に影響するホルモンです
ドーパミンやアドレナリンが低下すしてくると交感神経は低下して身体を休めるため副交感神経が亢進します
リラックスさせて緊張を解いたり、興奮状態を落ち着かせるためセロトニンが分泌されてきます
これが副交感神経亢進の状態なのですが、活動性低下するとこのセロトニンを分泌できにくくなります
交感神経を亢進することがないので副交感神経も亢進しない状態ですね
だから副交感神経優位になっても白血球が低下してしまうんです
白血球低下では免疫力も低下します
活動性低下しているので動きたくもありません
動けない「うつ病」もありますが、自律神経のバランスが調節出来ていない状態なんですね
これが白血球の数値として血液検査にも反映されてくるんです
症状を改善していく過程で鍼でも運動療法でも投薬でも白血球数の変化を診ていければ改善の有無も判断できると思います
症状の改善と白血球のバランス改善があれば治療が効果的と判断出来るため信憑性はより高くなります
そのバランスを変えていくことが自律神経を正常に戻すことだと考えています
睡眠が乱れている方は交感神経を亢進させることが少なかったり、デスクワークなどで脳は覚醒させますが身体の負担が少ないため交感神経と副交感神経のバランスが一定になりやすかったり
一人一人原因も違いますよね
そもそも「うつ病」って人間が作った病名です
やる気が無い…
動きたく無い…
何もしたく無い…
その症状なら「うつ病」ですね
と診断されてしまっている事が多いんです
それからうつ病は爆発的に増えましたが、うつ病でも症状は一人一人違うので原因も一人一人違います
でも飲む薬は量が違うだけでほとんど一緒だったり
抗うつ薬はしかも抗セロトニンや抗アドレナリンなどが多いため
やる気が出ないじゃあリラックスするホルモンを出にくくしよう
というような効果になっています
副交感神経を抑制すれば交感神経を上げやすくなるためですね
…これじゃ薬を飲まないと副交感神経の抑制が出来にくくなってしまうので自分自身でバランスを保たないとダメですね
適切な運動や身体を休める働きの中で自律神経はバランスを保っていますのでバランスを改善していくには運動もリラックスもどちらも大切です
さらに
自律神経には栄養素も関係します
これはまた次回
自律神経と栄養素について書いていきます
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