今日も寒くなりましたね
来週1週間も寒いみたいですね
雨が続いているので冬服も出せない
秋はどこに行ったのでしょうか
今回のブログは
『ストレッチの意味』
こんなご質問をいただきました↓
膝や腰を痛めた時、医師から『ストレッチは、筋を痛めるからしてはいけない』と。しかし、そこで理学療法士の治療を受けた時、ストレッチをされ股関節や足を伸ばす事を進められました…???
結局は、レオン先生の助言や治療院の先生のお陰で良くなり、エクササイズやストレッチを続けて、少しずつ良くなってきて来ています。
マフェトン理論と言うのがあり、ストレッチは無意味で、医師の言われるようにやらない方が良いみたいな、意見があります…
詳しくは分かりませんが、実際の所どうなのでしょうか?
原文コピーですみません
ストレッチは筋肉痛めるからしてはいけないというのも結構聞きますし、マフェトン理論は持久力を鍛えるために必要な理論なのでストレッチが無意味というのはまた意味合いが違うかもしれません
筋肉は作用がありますよね
大腿二頭筋の作用 赤
膝関節屈曲
膝関節屈曲時に脛骨外旋
骨盤後傾
股関節伸展・外旋
半腱様筋・半膜様筋の作用 青・緑
膝関節屈曲
膝関節屈曲時に脛骨内旋
骨盤後傾
股関節伸展・内旋
赤 大腿二頭筋
緑 半膜様筋
青 半腱様筋
これがハムストリングスといわれる4本の筋肉です
ハムストリングスの作用を起こすと↓
ハムストリングスの収縮が強くなり「短縮 たんしゅく」が生じると膝関節屈曲や骨盤後傾作用が強く働きます
アライメントを診て骨盤後傾があればハムストリングスの短縮が疑われるわけです
他にも大殿筋や腹筋群が骨盤後傾に作用するのでハムストリングスだけではありません
ではハムストリングスが引っ張られ過ぎている状態「伸張 しんちょう」されているとどうなるか
骨盤を後傾させるほどハムストリングスが収縮出来ないため骨盤は前傾になることがあります
大腿四頭筋や腸腰筋が優位になると骨盤前傾が起こるので、腸腰筋などの収縮にハムストリングスが勝てないと前傾してしまいます
ここまでが筋肉の作用です
では作用が強く短縮が起こっている筋肉はどうしたらいいか
マッサージや鍼、ストレッチが選択肢として選ばれることが多いです
その理由は短縮改善をすることでアライメントを正常に戻すため
正常のアライメントでは身体の負担はとても少ないんです
ここまで筋肉について少し詳しく書いたのは短縮した筋肉をどのように改善するのかを知って欲しかったんです
短縮したままの筋肉をストレッチもせず放置していたらさらに短縮が強く起こり、ハムストリングスの短縮であれば骨盤後傾・膝関節屈曲が強くなり骨盤を前傾できなかったり、腰を反る事が出来ない、膝が伸びないなどの症状が引き起こる可能性が出てきます
短縮が強い期間が長くなると「拘縮 こうしゅく」が起こり作用の反対の動きが出来にくくなります
骨盤が前傾がほとんど起こりにくい
腰を反ると痛みが強くなったり、全く反れない
膝が全く伸びない
など
これを改善するにもストレッチやマッサージ、鍼が有効なんです
実際どれでも良いですよ
拘縮が改善出来ればなんでも良いです
以前、鵞足炎でストレッチやほぐしてもらったりをお願いしましたが、原因が筋肉の短縮だと思ったからお願いしたんです
もし筋肉が短縮してなかったら改善もしません
必要だったのは薄筋・縫工筋・半膜様筋・半膜様筋の短縮改善だったから原因も改善傾向にあったのだと推測できます
ほぐしても改善しなかったら鍛えるのが良かったかもしれません
短縮は安定性が高く、可動域も狭くなります
伸張は安定性が低く、可動域は広くなります
だから短縮には伸張を加え
伸張には短縮を加える事でバランスを戻す事が出来るんです
短縮=エクササイズ
伸張=ストレッチ
なので医師がストレッチがダメという理由はちゃんとあるのかもしれません
マフェトン理論のストレッチがダメというのは可動域を広げすぎると筋肉が短縮しにくくなるためだと思います
動く時にストレッチしすぎると筋肉は収縮しにくいからパフォーマンスが下がるからダメ
ってことかと
実際に知り合いのプロボクサーもほどんど身体を緩めるのを嫌がります
身体の動きが鈍くなるそうです
でもプロゴルファーの方や野球選手は鍼もストレッチも行ないますし、望まれます
プロに行った野球選手はタオルを持ってきて
「タオル噛んで我慢するのでハムストリングスをガンガン緩めてください」
なんてこともありました
ハムストリングスが緩むことでパフォーマンスが向上するのを理解してるからですね
逆にハムストリングスが短縮しているとパフォーマンス低下に繋がるんです
では、鵞足炎に話を戻しますが、ストレッチしてダメでしたか
悪化しましたか
改善傾向にあれば鵞足炎の原因に対して伸張を加える事が改善に繋がるのだと思います
マッサージや鍼をすればさらに効果も高くなります
ご自身でストレッチを頑張っても治ると思います
ここは理論よりも体感のほうが重要だと思います
ストレッチすると痛くてダメ…
でもストレッチやれって言われてるから…
これならストレッチをやめるのが正解です
ストレッチをして改善するならストレッチが正解
これを理学療法士も理解してますからストレッチをして関節可動域を広げる事で腰までの負担を軽減させる
これが目的だと思います
運動療法学でもストレッチはとても重要です
短縮した筋肉は伸張しなくてはダメです
筋肉の大きさによってストレッチの時間を変えるくらい筋肉を引き伸ばして短縮を改善するために色々と考えてるんです
ハムストリングスは大きく強い筋肉なので60秒静止
でも腓腹筋(ふくらはぎ)は40秒で良いかな
とか
ストレッチ中は動いちゃダメ
必ず限界で静止
この理由も限界まで筋肉を伸ばしているのに↓
このように動かすと筋肉は限界を越えて切れます
筋肉を傷付けるため筋肉痛のような症状が起こります
だからツライけど静止してないとダメです
坐骨神経痛では坐骨神経の動きが梨状筋で圧迫されてると考えられるのでハムストリングスのストレッチ方法を変えたりもします
あとは坐骨神経自体を伸張して改善させることもあります
このような理由でストレッチは絶対に必要なアプローチだと思っています
必要なところだけにストレッチをする技術はありますが、筋肉を傷めないようにストレッチすれば問題はないですよ
施術者自身の身体の不調はありえないことだと思っています
腰が痛いのに患者さんの腰痛を治せますか
100%のパフォーマンスを出す事が出来ませんよね
院長は自分の身体のメンテナンスはストレッチとトレーニングだけですよ
治療院にも行くこともないし、マッサージも苦手です
新しいアプローチのための実験台なら喜んで身を捧げますが、ストレッチやトレーニングだけで保つことが出来てます
それくらいメンテナンスに必要なストレッチなのでご自身の腰痛が改善するストレッチを見つけられることが気圧の変化や気温の変化にも左右されないようにする方法かと思います
それがなかなか難しいのですが治療院の先生にもどんどん聞いてみると良いですよ
また何かあれば何でもお聞きください
参考になれば幸いです
今日も差し入れをいただきました
もうみかんの時期なんですね
美味しそう
往診に行っていて直接受け取れなくてすみません
いつもありがとうございます
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