10月期が終わった・・・

日本へ学びに来ている学生は進級し、働きに来ている、名ばかり学生は落第した。

わかりやすくて、わたしもある意味、スパっとすっきりさっぱり気分。

やはり、人間というものは、「考えていること」がすべてだ、と思うね。
(若干の「怒り」をこめつつ。)

しかし、笑ってしまうのは、メジャーな求人情報では、喜んで落第していく学生が早々に決めた底辺の専門学校の日本語教師の求人が思いっきりでていること


さぞかし繁盛なさっているんでしょうね・・・。


2年くらい勉強して、スレるだけはスレまくった学生に日本語を続けて教えるって、いったい何を教えるんだい
スゴイ大変だと思うよ~しかもバカにしてんのみたいな時給で。ま、関係ないから別にいいけど。

いろんな意味でこの業界全体の超ネガティブで国賊的な部分もぜ~んぶわかってしまった今期であったのでした。

ま、もうどうでもいいけどね。


わたしが気にかけていているのは、コンビニなどでアルバイトをしながら、勉強を頑張っている連中。


授業中も、例文提示や文型説明時にはなるべく生活や興味・関心に即した内容を提供して、彼らが少しでも日本で生活する上でのコミュニケーションが円滑になればいいな、と願っている。


(授業中のおもしろいやりとりなどは、どこを勉強しているかがわかってしまうとビミョーなので、あまり書けないのが残念)


あれですね、留学生にも成人式の案内ってくるのね。


うちのクラスの学生ふたりにもハガキが来ていて、スーツもないし、ひとりじゃ行けないよなあ、みたいな感じだったので、ここは思いっきり背中を押した。

『絶対に行ってください。こんなにめずらしい経験はありませんよ。記念品ももらえるよ。
せっかく外国にいて、その国のセレモニーに招待されたんだから、いい経験になるから行こうよ。女の子はみんな着物で、ほんとにきれいだよ~~。』ってね。

ふたりとも美男美女で、美男の欧米系イケメンは、女の子オール着物、にははげしく心を動かされていました。なぜか顔が真っ赤になり。


それを聞いた周りの学生も「友達も行ってもいいのか」と興味深々。


我が国日本も粋なことをしますね。いい国です。
幸いなことに、彼らをとりまくアルバイト先の大人の日本人たちも本当に親切で、彼らはかわいがってもらっているようだ。

やっぱり日本人って素晴らしいし、彼らが、ごく自然に、日本人と触れ合いながらそのあたたかさや民度の高さを知り、そして日本のファンになってくれることを、わたしはいつも願っている。



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