好感を持っていた同年代のベテランの非常勤の方とお話をする機会があった。

『わたしもいい歳で始めたんで、早く中級やりたいとか思いますが、もう全然ムリっぽいですよねえ~。まともな専門学校はN2がポイントだし、ちょっとやりたいこともあるんで中級指導してみたいんですがねえ。』

その方も週5非常勤で2~3年耐えてやっと中級に入ったみたいで、一定の理解を示してくださったことがまず、うれしかった。

その上で、

『まだ50代じゃないですよね。歳をとってくると、初級が体力的にもいろんな意味でできなくなるから、年配のベテランは中級が多くなるのもあるんですよ。経験とかあ、あんまり関係ないと思うなあ。中級以降って、ある意味で楽なんですよ。語彙コントロールもいらないし、はっきりいって学生が自分で勉強するから、サポート程度でいい、みたいなところがあって。でもまあ、いきなり新人が中級だと、学生より知識が低いとかになっちゃうことがあるんで、それは学生からもいろいろツッコマレルと思うんで厳しいと思いますがね。』

説得力ある・・・。

『それに、初級をしっかりやっておいたほうがいいですよ。とにかく固めたほうがいい。すごく大事だと思います。』

ここでわたしが質問。

『そのわりには、大きい学校も小さい学校も、初級で新人固めますよね~。』

『そう、それどうかなあ~って思っているんですよね。でもベテランで年配だともうできないから。動き回れないし、学生に柔軟に対応できない。 だから若めのベテランや専任を初級のところどころに置きながら、新人が入っているんだと思います。』

いつも見ていた教務室の光景が少し違う角度から見えはじめた・・・。

わたしって、マックスポジティブに考えれば、新人のおばさん、というどこか相矛盾するビミョーな立場だが、とりあえず、まだまだ若々しいってことか。

おばさんの新人は、とりあえずニッチな方向性で輝くしかない・・。

悟った。

もう一回、マックスポジティブに考えれば、身体きついけど、まだ初級でもガンガンやれるもんな~、なぜか学生目線にもなれるし。

単純なのか、素直なのか、わたくし、一気に機嫌を直す。。(ここで絵文字)


ナイス対機説法。

いろんな見方、考え方があるなかで、わたしがまたやる気になるぴったりの見方を示してくださった。

多分こういう方は、いい先生でもあると思う。

お話してくださって、感謝します。


よかったらポチッとしていただけたらうれしいです

        



にほんブログ村
人気ブログランキングへ