超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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シリアでイスラム武装組織(ISIS)に邦人が拘束された事件について。


シリアでイスラム武装組織(ISIS)に邦人が拘束された事件について何か思う所を書こうかと思った。


被害にあった男性は民間軍事会社のCEOだった。それだけではなく本人も銃をとって中東でイスラム武装組織と戦争していた。捕縛されて殺害されたとしても、これは自己責任だ。自ら望んで戦場に出ているのだし、彼を殺害したISISとは対抗勢力でもあったようだ。確か、傭兵にはジュネーブ条約は適応されなかった様に思う。2004年の香田証生さん人質事件とも、またベクトルが違う話なのだろう。

フランス外人部隊など国家機関が雇傭する傭兵の場合は、法的な擁護が保証される。一方で、企業や個人が雇用する傭兵の場合は、「非合法戦闘員」あるいは単なる犯罪者と解釈され、捕虜になったとしてもジュネーブ条約における捕虜の規定が適用されずに処罰される危険性が高い。また、自国の在外機関の援助を求めることは困難である。さらに、後者で敵戦闘員やテロリスト等を殺害した場合、たとえ無事に帰国しても、殺人罪の国外犯として自国政府に罰せられる可能性がある。


傭兵 - Wikipedia


それと、被害者男性のブログを読んでみたのですが、正直言ってあんまり人格者といった人ではないです。戦場に行くのがテレビゲームをしている延長上にあるように見受けられました。書いてる文章を読むに現実へのリアリティが極端に薄い。


僕がこの事件で問題視しているのは、2chの連中やフリージャーナリストがFacebookやブログなどネット上にある被害者男性の情報をISISにtwitterを通じて、リプライしていたことだ。


http://otonanomatome.blog.jp/archives/1007815719.html
シリアで拘束された湯川遥菜さんの情報をTwitter等でイスラム国に情報提供まとめ - NAVER まとめ


やってる連中は論外だけど、問題なのはSNSを使ってこんなことが出来てしまうということだ。さすがに日本人が中東のテロリストにTwitterで情報提供して、捕まってる人質を殺すことができるというのは想像もしなかった。これはやった人たちは殺人教唆になるんじゃないですかね?


なんというか、確かにtwitterなどのSNSは便利なツールなんだけど、人間には早すぎる道具じゃないか?と考えてしまう。社会というシステムに脆弱性を与えてしまうと想像できるのです。度々起こるデマや炎上もそうだし、今回の一件のように反社会的勢力へ有利な情報も与えてしまうこともある。
まだ、twitterを人類が使いこなすには倫理性が無さ過ぎるのではないかと思いました。僕はなんだか、余計な情報で混乱ばかりを生み出しているのではないかと傍目で見ていて感じるのです。


Twitterなどの、ネットでのSNSを使った人類のコミュニケーションというのはまだ過渡期に有ると思います。情報に溺れてしまうのではなく、上手く使いこなす生き方を見つける必要があるでしょう。

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