昨日はじぃばぁの懐かしい写真を見ていた。
ばぁの双子の妹の写真も何十年ぶりに見た。
二卵性だったのかな。
小さい頃から髪質も肌の色も違い、顔も似てなかったと言ってた。
右がばぁで、左が叔母。似てないね。
子供たちは兄と姉。
じぃばぁ40代半ば過ぎ、私2歳くらい。
泣きながら撮ったから写真がぶれている。
いつも保育園に迎えに来てくれた兄と姉。
私はいつも一番最後の迎えだった。
家族の誰かが迎えに来てくれるのを首を長くして待ってた。
先に帰っていくお友達の後ろ姿を羨ましく思いながら横目で見ていた。
その時の情景が浮かんでくる。
姉の顔を見て笑顔で駆け寄っていく私。
「ごめんね。遅くなったね。待ってたでしょう。お家に帰ろうね。」
私の頭を撫で、抱き上げる姉。
姉はお母さんのようだった。
兄はお父さん。
私には2人ずつお母さんとお父さんがいるんだよ。
幼心にそんな自慢の気持ちを持っていた。
そんな時代もあった。
私が8歳の時にお嫁に行った姉。
姉と私はどこで歯車が狂い始めたのだろう。
あんな時代もあったのにね……。