アナとエルザの結末はハッピーエンド。


大好きなディズニー映画の一つ。


一方の私と兄姉の関係は、先月 2月28日をもって終止符がうたれた。


平成27年1月7日の母の逝去、翌月2月7日の父の逝去。


その夏に行なった兄妹3人での遺産分割協議書を司法書士事務所に持ち込み、正式な依頼をした。


その10日後には姉が足止めし、1年半が経った。


それが昨年末に姉から「協議書の内容は正式なものではない。家庭裁判所への申し立てをする。」と連絡が来た。


1回目の調停は不成立に終わった。


兄姉に依頼され、私が管理していたじぃばぁの預金通帳がある。


姉がその残高金額に納得がいかないということが理由の一つだった。


もう一冊通帳があるはずだ、と言ったそうだ。


私が預かっていた通帳は、兄姉とともにじぃばぁの預金をこの一冊にまとめ 一本化したものだ。


姉の記憶は相も変わらず  私が嘘つきで悪い人間というものだった。


私はコピーの依頼や提出以外にこの通帳に触れていない。


そのことは記帳された残高を見れば一目瞭然。


私は身の潔白を証明するために残高証明書を発行してもらい、2回目の調停に臨んだ。


この調停で、姉の本心が見えた。


兄私より多くもらいたいと言ったそう。


結局姉の要望は却下し、取り壊しを先延ばしにしていた壊れたおんぼろアパートと自宅の建っている土地を私がもらい受け、100万円はかかるであろう取り壊し費用も私が持つことで調停は成立した。


残高証明書を見て姉が納得したのかどうかはわからない。


ただ私の心に最後のとどめを刺したことに違いはない。


今はまだ、氷柱のように鋭く冷たい姉の気持ちが突き刺さっている。


それでも両親との想い出の詰まったこの家と、お仏壇、お墓……またこれらに癒やされ助けられる日が来るのだろう。


兄姉の呪縛から解き放たれたのだから……。



さようなら、兄姉だった人……。





「Let it go」


降り始めた雪は 足跡消して
真っ白な世界に一人の私
風が心にささやくの
このままじゃだめなんだと

戸惑い傷つき
誰にも打ち明けずに
悩んでたそれももう
やめよう

ありのままの 姿見せるのよ
ありのままの 自分になるの
何も恐くない
風よ吹け
少しも寒くないわ

悩んでたことが嘘みたいね
だってもう自由よ
何でも出来る

どこまでやれるか
自分を試したいの
そうよ変わるのよ 私

ありのままで 空へ風に乗って
ありのままで 飛び出してみるよ
二度と涙は 流さないわ

冷たく大地を包み込み
高く舞い上がる思い出描いて
花咲く氷の結晶のように
輝いていたい
もう決めたの

これでいいの
自分を好きになって
これでいいの
自分を信じて

光浴びながら
歩き出そう
少しも寒くないわ