寧波(宁波)(ning2 bo1/ニンボ)から、長春(长春)(chang2 chun1/チャンチュン)まで飛ばなければなりません。

直行便があまりなく、ちょっと気は進みませんが、LCCである春秋航空(chun1 qiu1 hang2 kong1/チュンチウハンコン)のフライトで行くことにしました。

9C8545という、寧波を1620分に出て、長春には1910分に到着予定のフライトです。

これで740元でした。

寧波-長春間の正規料金は1,790元になります。

740元に、50元の「機場建設費(机场建设费)」(ji1 chang3 jian4 she4 fei4/ジチャンジェンシェフェイ)という空港使用料のようなものが加算された790元が支払い金額になります。

っとも、私は今まで中国で作った「銀聯(银联)(yin2 lian2/インリェン)マークの付いたクレジットカードで決済していました。
これを「内(nei4 ka3/ネイカ)と言います。

これであれば、790元を支払えば終わりですが、新しい会社からは、経費は出来る限り会社のカードを使うように!という指導を受けました。

ということで、会社のカードを使うのですが、会社のカードには当然「銀聯」マークは付いていません。
こういうクレジットカードを「外(wai4 ka3/ワイカ)と言います。
国際カード「国際
(国际卡)(guo2 ji4 ka3/グオジカ)なんて言うこともあります。

この「外」で支払うと、10%の「外服務費(外卡服务费)(wai4 ka3 fu2 wu4 fei4/ワイカフウフェイ)を取られてしまいます。

よって、24元が加算されて、814元が今回の支払い金額になりました。

なお、中国では、クレジットカードは使えないこともありませんが、使えるのはほとんどが「内卡(ネイカ)」のみです。

外卡(ワイカ)」は、四つ星以上のホテルであれば、基本使えますが、ちょっと安いホテルだと、使えないことが多くなります。

レストランでは、まず無理です。

前の会社の時代、日本から来た出張者が「ここは俺が払うから!」と格好よく言ったものの、支払いの際にクレジットカードが使えませんで、結局私が払いましたということが、何度もありました。

日本人向けのスナックなどでは「外卡」が使えますが、やっぱり10%の手数料を取られます。

こういうところは、どさくさに紛れて「内卡」であっても、手数料を取ろうとするので注意が必要です。

中国では基本的に、海外のカードはいいホテル以外使えないと考えておけば、まず間違いないでしょう。

なお、春秋航空はLCCですが、中国の場合、正規料金というのは、どの航空会社も同じであり、変わりません。
そこからいくら割引するかを、航空会社が決めることになります。

1790元の740元ですから、40%ちょっとです。
日本では、60%引きと言いますが、中国語ではこれを「打四折」(da3 si4 zhe2/ダスジャ)と言います。
ディスカウントチケットは「打折票」(da3 zhe2 piao4/ダジャピャオ)です。

LCCは、確かに安いかもしれませんが、普通の航空会社でもディスカウントチケットは結構あります。
それだけ競争が激しくなっているのでしょう。

25%チケットなんて言うのもあるので、早めに計画を立てさえすれば、移動コストをかなり抑えることができます。


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