勇気と愛の先に受け取るもの

先日、予定を変更して急遽向かったのは・・・

 

弱っている野良猫の保護のお手伝い

 

 

顔はぶしゃぶしゃ、息をするのも苦しそうで、もうダメかも・・・と思った仔でした

とはいえ野良ちゃん、近寄ると逃げてしまいます

 

見つけてくれたAさんは、この仔を見捨てられなくて、助けたくて・・・とご主人と協力しながら寒い中数時間、どうにかできないか努力してくれていました。

 

私はその日すでに用があったので、電話で捕獲の仕方、その後の病院のことなど、（実際に動くことの大変さ、費用問題もあるよも含めて）電話でアドバイスさせてもらっていたのですが、、、

 

諦めずにがんばっているAさんのメールに、やっぱり私も協力しなきゃいかん！！と思い立ち、急遽お相手にキャンセルをして現場の静岡へ向かいました

 

丁度猫の譲渡会をしている会場の近くだったので、猫ボラ仲間のYさんにも急遽捕獲の手伝いのお願いして来ていただきました！　

 

エサを入れた捕獲器には見向きもしなかったので、私一人では保護は到底無理でしたが、ベテランのYさんが駆けつけてくれたので、30分ほどの格闘の末、どうにか無事猫ちゃん確保

 

本当は見つけてくれたAさんへその後はお願いしようと思っていたのですが、状態が悪いネコちゃんを見て、Yさんが猫ボラでもお世話になっている病院へ連れて行くよ！！と申し出てくれました

 

みんなどれだけ優しいのでしょう

 

本当は休診だったのに、大分ひどい状態であることを説明し、無理をいい、診察していただきました　先生、看護師さんありがとうございました

 

まずはぶちゃぶちゃになった顔を拭いてあげて・・・目薬でケア

 

 

 

 

体重はたったの２KG・・・かなり痩せて、低体温の状態でした

 

でも、色々処置をしてご飯をあげると、先ほどは見向きもしなかったご飯をハグハグ

それを見てほっと一安心

 

 

点滴もしてもらいました　血液検査をしてみると、心配していた猫エイズなども陰性

 

しかも！！　避妊済の仔で、身体にはマイクロチップが入っていました

ってことは少なくとも、この仔のことをケアしてあげていた誰かがいるのです。

 

その方と連絡が取れるかどうかは、その時点では分りませんでしたが、数日後、連絡が取れ、なんと、この子は保護した場所から１キロほどに住んでいる方の飼い猫ちゃんで1月に家からいなくなってしまったと発覚！！

 

無事、お家へ帰れることになりました　歳も10歳ほどだったので、あたたかいお家へ戻れること本当に良かった

 

この仔を見つけてくれたAさんもその報告を聞き、涙を流して喜んでくれました

 

実は彼女には、病院でケアした後この仔の里親さん探しをする間保護が出来るか検討してもらっていました。小さな子供さんもいて、しかもアレルギーがあるAさんは今まで動物を飼ったことがないそうです。

 

それでも・・・『がんばってみます』と、勇気を愛をもって一時保護を申し出てくれました

 

何度も書きますが、イノチと向き合うには覚悟が要ります。勇気が要ります。愛が要ります。

あ、お金も・・・

 

でも・・・だからこそ、その先の『深い涙』も受け取れます

 

きっとそれは、通常はなかなか受け取れない、内側に溢れる無償の愛です

それは勇気をもって行動した方が得られる、何事にも代えられない『自己価値』へも繋がります

 

ただし、いつもこんなうまくいくわけではありません。同時に哀しい想いや深く傷つくこともあります

 

それでも・・・それさえも越えた先の世界、また一緒に味あわせてもらえたことに

 

感謝です

 

Aさんご夫妻、ありがとう　二つ返事でヘルプのOkをしてくれたYさん、ありがとう

病院のみなさま、ありがとう

 

猫ちゃんを飼っているみなさま、どうぞ脱走には本当に気を付けてあげてくださいね　

外に出て悲惨な状態になってしまう仔は、とても多いのです

そして、それは飼い主の意識で防ぐことが出来ます。がんばりましょう

 

 

一昨年保護したフジくん、保護した時は目の周りも炎症を起こしてましたが・・・

こんなまるまる幸せ猫に

 

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ぷぷぷかわいい　

こんな様子を見せていただけるだけで、どうしようもない喜びと共に生きていけることも事実

 

ありがとう

 

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