三鷹市にある「山本有三記念館」へ。
「空気ノキヲク。」のmさんが以前すてきな写真を撮ってらしたこの御屋敷。
春の温かな陽射しの中、写真さんぽへ出掛けてきました~。
大正15年に建てられたこの洋風建築の旧山本有三邸。
この時代の他の邸宅と同様、戦後は進駐軍に接収され
山本有三氏が実際に暮らしたのはほんの10年余りのこと。
その後国立国語研究所として利用され、東京都に寄贈されたのちには
「有三青少年文庫」として長く運営されていたそうです。
当時の写真パネル。
文化的な歴史に彩られたこの有三邸は、何とも風情があり
けして煌びやかでなくしっとりと落ち着いた温もりの伝わる御屋敷です。
階段も、漆喰の天井飾りも、アーチ状の窓・ドアも、なんという品の良さ。
ドア飾り、錠などなど、あちこちの細部がうつくしく、とてもとても魅かれます。
この御屋敷は庭園も素晴らしい。広すぎず狭すぎず、なんとなく日本人にしっくりと丁度いい広さ。
白と薄桃色のはなみずきが光に透けてとてもきれいでした。
葉の萌ゆる桜の巨木も。桜の季節もいいでしょうね。
テラスのこのさざ波のような階段も魅力的。
入口の門がとても可愛らしい造りになっています。おとぎの国の城門のよう。
ご近所なら、毎日さんぽしたいわ~。
ブロニカで撮った数枚の出来上がりもたのしみです。
東京都三鷹市「山本有三記念館」はJR三鷹駅から徒歩15分ほど。
川沿いのつつじの道をまっすぐ行くと右手に現れます。
なんとも気持ちのよい、きみどりの風カヲル初夏一歩手前の一日でした。
mさん!ありがとうございました。