『 アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ 』 → 『 美女と野獣 』 | たたら劇場

たたら劇場

多々良光洋のブログです

 

じぶん映画の(←ひ! の分。
( 芝居を学び、芸術に触れ、心を豊かにする()←ひ!)

 

 

Vol.286

『 アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ 』

監督/ジョン・マスカーロン・クレメンツ (2013)
 
■Story

自分に自信がなく恋人のいないティム(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親(ビル・ナイ)から一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを告げられる。恋人を得るため張り切ってタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)と恋をする。しかしタイムトラベルによって生じたアクシデントにより、そもそもメアリーと出会っていなかったということになってしまい……。

 

■感想

こんなに素朴なタイムトラベルものを観たのは初めてです。笑

この能力を何度も使った結果 見えて来るやり直せない日常の素晴らしさ”を作者は伝えたかったのだと思いますが、心に響く人と響かない人がはっきり分かれる作品ではないかなぁと感じました。

僕は共感出来る部分が少なかったようで、感想が全く出て来ません(T▽T;)

 

 

 

 

 

Vol.287

『 美女と野獣 』

監督/クリストフ・ガンズ (2014)
 
■Story

バラを盗んだ代償に命をささげるよう言われた父親の代わりに、若く美しい娘ベル(レア・セドゥ)が野獣(ヴァンサン・カッセル)の住む城に連れていかれてしまう。彼女は命さえ投げ出す覚悟で城に出向いたものの、毎晩同じ時間に野獣と夕食を取る以外何の制約も受けなかった。自由に城内を移動する彼女は、恐ろしい外見の野獣の意外な過去に気付く。

 

■感想

先日ディズニー版を観ましたが、この物語自体がフランスで生まれたものという事なので、原点を探るべく鑑賞。

ディズニーにはミュージカルの華やかさや美女と野獣ダンスなど見せ場があり、城の召使い達のCGも素晴らしかったのですが、今作は僕がディズニー版で足りないなと思った部分、「ベルが野獣を初めて見た時の恐怖や混乱するリアクション、野獣がベルを信じ家族に別れを告げに行く時間を与え 万能薬まで持たせた愛情、その結果万能薬で父の命は救われ、野獣の内面に惹かれて行くという無理のない感情の変化」がしっかり表現されていて、ストーリーだけで言えば嘘が少ないこちらの方が良かった気がします。

この2作品を観て「美女と野獣」の奥深さを実感しました(*˘◡˘*)