2017年9月13日水曜日

50ヤード以内のショートアプローチ


Question

ゴルフ経験は正味4年ちょっと、年間20ラウンドペースでスコア
80台前半、現在の目標は80切りをしたいところです。

私は39歳、ヘッドスピード43、ドライバー飛距離240yくらいです。
そこで質問ですが50y以内の距離感の出し方、
距離の基準などアドバイスお願いします。


Answer

目標が80切りという事は、パーオン率を上げる事です。
この段階ではグリーン近くまで運んで、寄せてパーを取る
という内容のゴルフではなく、直接グリーンに乗せる事です。

これからはグリーンヒットでパーを楽に取る内容にして、
しかもバーディーが取れるような内容に変えて行かなければなりません。

方法としては二打目の精度を上げる事で、OBはもう
ないとは思いますが、FWに落とせるようにすることと、
直接グリーンヒットさせて、グリーン上で止める内容にする事です。

確かに50Y以内の寄せは大切なのですが、その前に
パーオンさせるショットの数は18回ありますので
将来的には寄せはグリーンをこぼした時だけになり
確率の高いパーオンショットを磨くことが先決で、同時に
寄せの練習もして行かれると良いかと思います。

パーオン率を上げるのはアイアンです。
アイアンの精度を上げる練習としては8割の力で同じ距離を
何度も打つ練習です。
とにかくグリーンの真ん中を狙って、まずは乗れば良いという気持ちで
風などの計算もしながらショットを安定させる必要があります。

そして、さらにコントロールショットを習得し、100Y以内は
6割の力で乗せられるような技術を磨くことです。
これはパー5でツーオンできない時の3打目です。
ここでベタピンに寄せられればバーディーも取りに行く事ができます。

また、残りが50Y以内になった時にどうするかのご質問ですが
この距離はいろいろな打ち方があり、引き出しが必要です。

まずは、ウエッジのコントロールショットです。
58度などで6割程度にした打ち方で打つような、
体をあまり使わない振り子のようなショットです。
これで通常のフルショットの10Y~20Y弱程度の飛距離になります。
また、球の位置によっても飛距離をコントロールできます。

そして、ピッチショットで最大の振り幅にし、PWなどで打つと
大体50Yほどの飛距離になります。
力加減やロフトによって様々な距離になりますので、ご自身の力と
クラブでピタリと50Yが出せる振り幅と力加減を決めて
再現性を高める練習をします。

それを52度にしたり56度、あるいは58度に替えて
同じことをすると飛距離が短くなります。
球が浮いている場合には左に置いて高く上げると、距離を
短くすることができます。

また、振り幅を小さくして距離をコントロールする方法も練習します。
同じクラブで振り幅を変え、どの高さまで上げるとどのくらい飛ぶか
という事を練習場で目安をつけておき、実践でその距離を打って
今度は転がり(ラン)を覚えます。

また、低く打つパンチショット、深いラフや逆目からのフロップショット
グリーン裏から打ち上げるロブショット、また硬い花道からのポップアップショット
近距離のチップショットなど、様々なライに対応できる打ち方で
一番ミスの少ない打ち方を選んで使う事を覚える必要があります。

ビジネスコースでは、ラフはほぼ一定の長さにカットしてあり、
ワンパターンどこからも寄せられるようなコースもありますが
どんなコースにも対応できるように、いまから準備するためには
引き出しを増やす必要があります。

確かに寄せは経験値が物をいいます。
しかし、練習場で練習できるアイアンショットは、一番上達できるショットです。
パーオンツーパットで72で回れるのですから、まずは
パーオン率を上げるために、練習場でショットを安定させることが
一番の課題かと思います。

70台で回れるようになるには、DRの飛距離と安定、アイアンの精度
そして50Y以内のアプローチの3つ全てをレベルアップする事です。




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