古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

同じ「ぞうげ」でも

2024年03月08日 | 電話機

数多くの4号A卓上電話機のカラー電話機を触って来ましたが、「ぞうげ」に限り製造メーカーによる色合いの違いが

顕著のように感じる。当然、艶落ちや経年に依る色焼けがあるとしても、他のカラー電話機はこれ程はない。

左が「沖電気製ぞうげ」で右が「日立製作所製ぞうげ」。

両機共メーカー揃いの個体ではあるが、左の個体はほぼ艶落ちもなくコンディションは極上に近いため、本来の「ぞうげ」

とはこの色合いが近いのかも知れない。

 

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ADERIA

2024年02月13日 | ガラス

一時期、復刻版が製造されたりで何故か再び、人気が出だした「石塚硝子㈱」のアデリア。

これは復刻版ではなく、昭和の当時物のアデリア。

ほぼ未使用状態ではあるものの、当時の製造過程の問題で少し精度や仕上がりは落ちる。

それも又、昭和の味ではあるのですが・・・。

 

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さくら印炭火アイロン

2023年11月17日 | 雑貨

明治中期から戦後まで使われていた「炭火アイロン」。始まりは明治中期に英国より伝わったとされ

1915年に国産電気式アイロンが発売されるも当時、未だ室内の壁面にプラグを差すコンセントも普及しておらず

その高価さ故に30年間も普及せずに「炭火アイロン」が戦後まで活躍し続けた。

「さくら印」の炭火アイロン。さくらのペイントも当時のもので、しっかりと残っています。

炭火の火力調整用の給気口もさくら。ちゃんと回転可動します。

炭火投入の目皿も現存。

アイロンとしての機能上、最も重要な部分。それは船形の底金の状態。

先端部分はもちろんのこと、ベース面も奇麗な状態で使用には問題ない状態です。

 

「さくら印の炭火アイロン」/価格応談

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電話機の山買いからの救出、そしてエリコフォン

2023年11月09日 | 電話機

オークションにてゴミの山のような電話機の山買いの後、使えるモノ、部品のみを保管するモノ等仕分けをし

4機の「4号A卓上電話機」を何とか救出し、クリーニングから整備、通信テストを終える。

この一連の作業はたまにはあるのですが、今回は「掘り出し物」が一つ。

何と、「ニューヨーク近代美術館」にも収蔵されているエリクソン社の通称「エリコフォン」若しくは「コブラ電話」と呼ばれる

希少な電話機が・・・。

1940年代後半、スウェーデンのエリクソン社でデザイン製造された当時としては画期的な「一体型電話機」。

1954年から量産に入りヨーロッパやオーストリアで販売。1960年代に入りアメリカ市場でも販売されるようになる。

ベース裏部分にダイアルとフックスイッチが収まり、発着信の折にはテーブルから電話機を持ち上げることとなる。

当然、クリーニングと整備を行い通信テストも終えているのですが、始めて聞く例の「トランジスタ発振回路」による

呼び出しブザー音はベルとは違い、古い電話機にしては違和感がある。

ただ、今から75年も前にこのデザインを考案したエリクソン社には驚かされる。今でも使えることも驚きですが・・・。

 

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蘭麝酒器

2023年10月20日 | 磁器・陶器

ガラス製蘭麝酒瓶と陶器製蘭麝酒徳利。蘭奢待から名が付いたとされる蘭麝酒。

ガラス瓶の方は昭和初期。陶器製徳利の方は明治・大正期と思われます。

 

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