親からのモラルハラスメント | ダンナが初期のアルコール依存症でした。私は性虐待被害児でした。

ダンナが初期のアルコール依存症でした。私は性虐待被害児でした。

海外在住で、アルコール依存症のダンナをもつ私のブログです
2013年4月 ダンナのアル症に気づく。 14年6月 別居開始。 15年5月 同居再開。 16年10月 死別しました。18年2月 自分が性虐待被害児であることに気がつきました。

だんだん少しずつ元気を取り戻しつつある、とらこです。
24時間眠い状態から脱して、起床時間と活動時間が増えてきています。
活動するといっても、ご飯作ったり本読んだり家でゆっくりできることばかりですが。
色々やろうとすると本当に疲れてしまうし、無理すると頭痛と吐き気が襲ってくるので
とにかく休むことに集中しています。

それでも苦しくて、もっと元気になってやりたいことがあって焦ったり
何にもしないまま1日が終わってしまうことにイライラしたり。

できることが少ないので、主に本や漫画を読んでいますが
その中で衝撃的だったものを紹介します。

「モラルハラスメントの心理構造」

モラル・ハラスメントの心理構造/大和書房

¥価格不明
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これを読んで、私が家族にされていたことが理解でき、目が覚める思いでした。
あー、あれモラハラだったんだ。いじめだったんだ。
だから私いつも怒って戦っていたんだ。
家族にいじめられるなんて聞いたことなかったから、考えもしなかったけど
本の中の体験や言動が、うちの親や妹と全く同じだったりして
衝撃!
うわ、これ知っている。私だけじゃないんだ。あれにはモラハラ、いじめって名前がついてるんだ。
もやもやと嫌だなーと感じていたものが、正しい感覚だったとわかってホッとしました。

殴られてもいないし、衣食住は与えられているから分かりにくいんだよな。

さらにこの漫画。「母がしんどい」




母がしんどい/KADOKAWA/中経出版

¥1,028
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分かる!が多すぎて、むしろ読むのがしんどかった。
忘れていた(蓋をしていた)きつい体験を思い出したりして、苦しかった。
例えば小学校の時飼っていた猫が死んで、母は私に言いました。
「とらこは悲しんでいない。冷たい人間だ。私はこんなに悲しいのに!」

えー、私だって悲しい、と思うけど。これでは悲しんでいることにならないのか?
悲しくないのか、私の心は?私って変なの?ひどい人間なの?
と思ったものです。

人が悲しんでいるかって外から分かるの?しかも決めつけて責めるってなんなの?
それも親が。子どもに。ヒデーナ。

いっぱいありすぎて書けないけど、うちの親がおかしいってのはわかった。
わかってよかった。
離れて正解。
いずれ絶縁するかもしれないけど、今は海外に住んでいてメール以外接触がないのが救い。
時々メールや電話で煩わされるので、いずれなんとかしないといけない
ということがハッキリわかって、よかった。

そして親の面倒を見ること。老後の世話をすること。
離婚して職も金も家もなく路頭を迷っている妹の面倒をみることを強制されていたんだなと。
私の気持ちや状況は二の次で、私以外の家族が完全に優先されていたことに気づきました。
私は、私を優先させていい。むしろ私の面倒を私がみないでどうすんだ?
私の気持ちが私にとって一番大切なのに、ないがしろにされてきて、それに慣れていた。

ダンナに言ってもらいました。
「とらこは、親兄弟の面倒をみなくてもいい。俺の面倒だってみなくてもいい。」
何度も何度も言ってもらいました。

気持ちが楽になり、心が自由になれた気がします。
やっとお母さんの「面倒みてね」という呪縛から放たれたみたい。
嫌だけど、面倒みないといけないって思っていました。
嫌だから、面倒なんかみるもんか!でも、どうやって断ったらいいだろう?って困っていました。
ダンナに「家族の面倒をみなくていい」って言われて(言わせて。笑)
やっと楽になれました。

ダンナは私をいじめません。大事にしてくれます(シラフだから)。
ゆえに私もダンナの面倒はみたい。大事にしたい。

でも私をいじめてきた、私の気持ちを無視していじめてきた家族の面倒はみたくない。
みなくていい。

あーホッとした。楽になった。よかった〜。