泣きました。。

演技を終えた真央ちゃんが、泣いているように見えたとき

一緒に涙が溢れたのは、私だけではないと思います。

前日のSP姿からは、想像できない滑りでした。

浅田真央という人には、いつも感動させられる。

それは、なぜなのか昨夜の感動の後考えてみました。

私の心を揺さぶるのは、あきらめない姿です。

15歳でトリプルアクセルを、軽々、そして優雅に飛んでいた真央ちゃん。

あの頃は、一体この子は将来いくつ金メダル取るのだろうと

思っていました。

しかし、身体の成長にともない、トリプルアクセルが成功しなくなると

周囲はいろんなことを言い始めます。

でも、

何を言われようと

どんなに苦しくても

どんなに恥をかいても

自分が飛びたいと思っているトリプルアクセルにこだわり

挑戦し続けている姿に

私は、感動してきました。

人は、できないことに、うまく折り合いをつけて

生きていきます。

トリプルアクセルにこだわらず、自分の演技を

高めていく方法もあった。

むしろその方がもっとたくさん

世界の舞台でトップに立っていたと思います。

でも、真央ちゃんは、トリプルアクセルを飛ぶことを

選択し続けてきました。

オリンピック前のインタビューをみていると、

非常に勝つことにこだわっているようにも

感じるけれど真央ちゃんは、挑戦している人。

勝てるかどうかわからない勝負に、あえて全力で

挑んできました。

挑み続ける姿に、私はいつも勇気をもらいました。

その姿に尊敬の気持ちがあります。

同時に、オリンピック金メダルにも

こだわりがあったと思います。

応援してくれた人のためにも、と

真央ちゃん自身も語っていました。

こだわりを手放したときに、欲しいものは手に入る、と

言いますが、口で言うほど簡単ではないことは

誰もが知っています。

SPを終えた夜から、フリーの演技まで

何があったのか。

佐藤信夫コーチの言葉が真央ちゃんの

何かを変えたんだと思います。

二人で生み出した、人生最高の

パフォーマンスに、見ている方は

ただ、ただ、感動しかありません。