テレビドラマ「流星ワゴン」の最終回を動画で観ました。

たまたま、観たのですが、ちょうど「過去」をテーマにブログを書こうと

思っていたので、面白くて最終回を見た後、一気に観てしまいました。


妻はギャンブルで借金まみれ、中学生の息子はいじめられ

家庭内暴力で引きこもり、
もう死んでしまいたい 

と思うような現実を変えるため、過去に戻る旅をするドラマです。


会社をリストラされた主人公の「永田一雄」は、死んでもいい

と思いながら深夜酔っ払ってベンチで寝ていると

突然現れたワゴン車が、人生の一番重要だと思う分岐点まで

連れて行ってくれ、過去をやり直す旅が始まります。

最悪の現実を変えるために、あれこれ奔走しますが、

何一つ変わらない。

今度こそ妻と分かり合えた、と思ってもやっぱり妻はギャンブルをやめられない。

なぜなんだ!とあせる一雄ですが、一向に現実は変わりません。

妻がなぜギャンブルに走ったか、妻が本当の気持ちを一雄に

ぶちまけるシーンは、スカッとしました。

そして、切ない。


一雄は、妻には苦労させたくないと、なんでも自分でやってきた。

ゴミの分別、給料のやりくり、妻のために食器洗浄機も買って。

妻の本当の気持ちは、「あなたと一緒に苦労したかった」でした。

夫が何もかもやってしまい、何もさせてもらえない。

いつしか窮屈さを感じ始め、パチンコで紛らわすようになっていた。

わかるな~と思います。

夫婦だけでなく、職場でも、友人関係でも、何でも気がついてやってしまう人がいると

窮屈になってしまう自分。

いつのまにか、「どうせ私なんか」と拗ねた気持ちになること、よくありませんか


そして、自分の拗ねた気持ちを相手のせいにしながら、我慢する。

それをずーっとやっているとその人生は、何かで発散しないと生きていけないほどに、

窮屈になっていくしかないのかもしれない。

そこに風穴を空けるには、自分で自分の気持ちを引き受けることしかないんです。

引き受けるとは、気持ちを隠さないこと。

もう、いい子はやめてぶちまけることです。

妻は、本当の気持ちを一雄にぶちまけました。

「あなたのその何でもわかったような笑顔、虫唾が走るのよ!」

怒りも、寂しさもぶちまけたとき、もう触れられるのも嫌だった

一雄への気持ちに変化が起きました。


最終回で、一緒に過去へ旅をした一雄の父「忠さん」が、

一雄に言う言葉が胸に染みます


「お前は、この旅で、な~んも現実を変えられんかったと言うけど、

ひとつだけ確かに変わったものがある。おまえ自身だ。

生きろよ!あきらめるな。すべては 今 なんじや!

今のお前なら、絶対に未来を変えられる」

旅を終え、生きると決めた一雄は、何も変わらない最悪の人生に

戻ります。

「今」を生きて、未来を変えるために。

過去を見ながらの人生ではなく、

未来を向いて、生きていく人生を手に入れたんだなと思いました。

それは、自分で自分の人生を引き受けて生きていくこと

そう思えました。


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