2012年8月、シリア内戦の取材中に亡くなったジャーナリストの山本美香さん。
当時、このニュースを見てとても衝撃を受けました。
そして、シリアで何が起きているのか、山本美香さんの死から、
関心を持つことができました。
ジャーナリストという職業は、現場に行ってそこで何が起こっているのかを
伝えることであり、美香さんのモットーは
「前を向いて歩きながら考える」だったそうです。
今回は、数秘術で美香さんのナンバーを見てみます。
1967年5月26日生まれ
1+9+6+7+5+2+6=36
3+6=9 軌道数=9
9は、自分自身の個人的な興味を満たすことより、さらに大きなものに
向って生きていく人。
地球規模で物事を見る目を持っていて、すべてを包み込む懐の深さを
持っています。
本の中で、アフガニスタンでの取材、ある民家を訪れた
美香さんは、自己紹介などで、コミュニケーションを試みるも
英語はまったく通じず、突然現れた異国の訪問者に
怪訝な表情の、赤ちゃんを抱いたお母さん。
困った美香さんは、「大きな栗の木の下で」を日本語で歌った。
お母さんは、たちまち表情を崩し、笑い声をあげ、そのうち一緒に
歌い始めて・・・・
というエピソードがあります。
美香さんは、相手が自分を受け入れていなくても、
それを受け取る懐の大きさと、なにより人に対する愛情が深い人だと感じます。
世界中の人が平和に暮らすことを願う 9 のエネルギーを
持っている美香さんは、
アフガニスタンやイラクの紛争地で、昨日まで普通の生活をしていた人々が
突然攻撃される理不尽さを目にして、湧き上がる怒りと悲しみは
どれだけ大きかっただろうか、と思います。
そして、美香さんは
「外国人ジャーナリストがいることで、最悪の事態を防ぐことが
できる、抑止力」
と書かれたメモを遺しています。
心に湧き上がるものが大きければ、大きいほど個人的な視点はなくなっていく。
美香さんが命をかけた職業
ジャーナリストを、カタカムナで見てみると
じ → 内なる示し
ゃ → 自然に飽和する
ー → (短い時間の経過)
な → 核
り → 離れる
す → 一方向に進む
と → 統合
自分の内側に湧いてくる情熱が核となり、自分から離れて進み統合される。
本の中で、ジャーナリストとは
「ジャッジするのが仕事ではない。
現場に行き目撃者として、見てしまったものの責任と義務を果たす。
それが僕たちの任務。それをどう受け取るかは、テレビを観た人の問題」
とあります。
ジャッジをせず、ありのままを伝える。
その命を賭けた情報を、私たちはどう受け取るのか。
改めて見つめ直した一冊でした。
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