みなさん、こんにちは!!
戸建売却職人の「田中 太郎」です。
今日は、「マンションと戸建の価格設定の違い」について書いて行きます。
売却の際、重要なポイントの一つに、「価格設定」があります。
その際、近隣売却事例価格に大きく影響されるかされないか、つまり近隣相場ですが、マンションと戸建ではどちらが大きく影響を受けるのか?
私はこの質問の答えはで「マンション」と考えます。
それは何故か?
マンションは階数、専有面積の広さ、向きは多少違えど、一棟マンションの中の一部屋には変わりがありません。
1階と最上階では大きく価格が違っても、5階と6階ではさほど価格は変わらないのではと思います。(中古マンションの場合です)
例えば、502号室が売却後、504号室を売却する場合、502号室の売却価格を大きく上回ることは難しいのではと思います。(角部屋でなく、専有面積が同じ場合)
基本は502号室の売却価格が参考となり、室内の程度等により価格を設定することになります。
このことから、仮に当マンション内で大きく価格を下げて売却したお部屋があると、そのお部屋の価格がそのマンションの相場をつくってしまう場合があります。
では戸建の場合はどうか?
大規模な分譲地で築年数が同じ場合、マンションと同じような考え方となりますが、マンションと違い、似ているけれど、同じ条件(隣地との離れ具合、間取り等)同じものがありません。
通常、相場とは「条件や状況が似ている、同エリア」といった具合ですが、戸建てはマンションと比べ、その相場の幅が広くなります。
この幅の違いは、その戸建を検討する際、購入希望者が考える「解釈の幅」となります。
○○と比べてここが良い、○○と比べてここは良いがここはダメ、等々、マンションと比べると、価格の根拠が曖昧になりやすいのではと思います。
よく「不動産には同じものが無い」と言いますが、戸建てはマンションと比較して、このことが言えるのではないでしょうか。
価格設定は売却活動において、一番重要な要素の一つです。
よって、この価格設定をする際、近隣に大きく影響されやすい要素があるのかないのか無いのかを事前に確認することは重要な事です。
「戸建ては一点もの」
この利点を十分に使い、市場に出してもおかしくない価格を設定してもらえればと思います。
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