競馬の最終レースは荒れる…いや乱れる

まいど!馬券生活者ゆうぞうです!

競馬は最終レースが荒れると言われるが、実はそうでも無い。統計を取ってみると結局は他レース同様に人気馬が多く勝っている事に変わりがない。

最終レース人気別成績

最終レースに限定して人気別の成績を調べてみたのが以下の表。

人気 勝 率 連対率 複勝率 単回収
1番人気 32.3% 51.2% 61.4% 91
2番人気 22.4% 35.0% 50.8% 99
3番人気 13.4% 26.4% 40.9% 82
4番人気 7.1% 16.5% 24.8% 52
5番人気 5.1% 14.6% 25.2% 53
6番人気 3.9% 12.2% 25.2% 58
7番人気 2.8% 7.9% 15.0% 45
8番人気 3.1% 9.4% 15.4% 59

むしろ皆が一発逆転を狙って人気薄を買うせいか、上位人気の単勝回収率が良い。

わしの実感から言わせてもらうと、最終レースと言うのは馬券が荒れるのではなくファンの心理が乱れると言う表現の方がピッタリの気ぃすんねん。

やはり競馬場を去る時にはプラスで帰りたいのが競馬ファンの本音と思うねんけど、そこまでの過程で資金を削られた下々の民にとっては、なけなしの金で人気薄を買うしか選択肢が残っていないんやろな。

仮に1日全敗してても、最終レースでドカンとぶち込んで当たればプラスで帰れるわけやから、そら最終レースと言うのは大きな影響力を持ってる。

最終レースが荒れると思われる理由

しかしながら、統計の数字とは裏腹に、多くの競馬ファンが最終レースが荒れると思っているようやけど、実はその実感もあながち間違いでは無いねん。

最終レースに組まれるのは大体2勝クラスが最も多く、あとは1勝クラスか3勝クラスの場合もあるけど、1番人気の勝率は以下のような不等号になる。

1勝 > 2勝 > 3勝

3勝クラスの1番人気は1勝クラスより13%ほど勝率が低く、堅いレースが多いとは言い難いんよな。それが最終レースが荒れるっていうイメージを植え付けてるんかもな。

どっちにしても最終レースが特別荒れる事を示すデータは無く、最終レースが荒れると考えるのは希望的観測先入観と言えるかも知れへん。

最終レース買う人の心理

メインレース終わると結構な人数が競馬場から退散しはじめる。これは収支がプラスで勝ってる人が満足して帰っていたり、そもそもメインレースが目的であって、最終なんかどうでもええ人やったり、まぁそういう人たちが競馬場から姿を消す。

と、言うことは最終レースに参加する人の心理を考えてみると、「負けたままで帰られへんわい!」と言う収支にこだわっている人の割合は多そう。

最終で収支の帳尻を合わせようとすると「勝つのはこいつやと思うねんけど、こいつが来たんではプラスにならへんからこっちの馬買おか…」て発想になるんやろな。

人気馬に大金突っ込んで逆転!…は、最終レースまでに資金を削られてもうて、財布の中身は寂しなってるから無理な場合が多いんやろな。

やから最初に見せた表で人気馬の回収率がええんやろ。

ホンマは本命買いたい人の銭が中穴に流れ、ホンマは中穴買いたい人の銭が本命に流れると言うおかしな現象も起きてるかも知れへん。

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騎手の心理としては

最終レースともなると騎手も人間やから、疲れとる騎手もおるやろ。メインレースでしっかり稼いで、最終なんかどうでもええわと言う気持ちになっとる奴もおるかも知れへんし、一方でその日1日不振やったら最終ぐらい見せ場残したい騎手もおるやろ。

そういう意味でも乱れると言うのがわしの考えやねん。ただな!騎手がナンボ頑張っても走るんは馬やから!弱い馬が気合いで強なったら誰も苦労せん。

やから逆に勝ちに行く動きをして潰れる馬とかもおるかも知れへんし、こうなったらもう騎手もファンも平常心では無い!

まあ勝負事は最後まで諦めてはあかん。これは当然の事やねんけど、競馬は基本的に365日どっかでやっとるわけで、最終レースの次は翌日や翌週の1レースなわけで、別に最終でもなんでも無いと言うのはよく言われる事でっしゃろ。

要は「最終レースをいかに攻略するか?」を考えるよりも、いかに勝負を長いスパンで考えられるか?の方が重要なんちゃうか?と言う事。

追伸

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