Jリーグ組の「評価」が急上昇。サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が22日、川崎vs鳥栖のJ1上位対決を視察した。

 この日の等々力陸上競技場では、雨を吹き飛ばすような熱戦が展開。川崎が2−0で制した。「実にファンタスティックな試合だった」と指揮官は大満足。「こんな雨の中、これだけ素晴らしいサッカーができるなんてグレートだ。収穫もいっぱいあった」と笑った。

 ピッチではアギーレ・ジャパンの一員である川崎FW小林が奮闘。後半18分に目の覚めるような右ボレーを決め「代表うんぬんより、しっかり決められてよかった」と笑顔。小林とツートップで臨んだFW大久保も、アギーレ監督が褒めていたことを告げられると「当たり前ですよ。これくらいできて当然です」と胸を張った。

 また、この日はチームの大黒柱、MF中村憲が故障で完全復活していなかったが、大久保は「しっかり中盤でボールをつないで前に出す“トップ下”の役目もきちんと果たせた」。ゴールこそ決められなかったがチームの勝利にバッチリ貢献。国内組の代表クラスが持つレベルの高さを披露した形だ。

 その一方で、海外組の“地盤沈下”が止まらない状況だ。この日、イタリア・セリエAのインテルに所属する日本代表DF長友が、左ふくらはぎを肉離れしていたことが判明。クラブ広報から「20日に検査を受けた結果、軽い肉離れだった」と発表された。

 この一大事に、アギーレ監督は「肉離れという報告はまだ受けていない」と表情を曇らせた。クラブ広報によれば長友の復帰は11月初旬とされ、11月の代表戦(14日・ホンジュラス、18日・豪州)での招集は危うい状況だ。

 とはいえ、国内組のレベルの高さを目の当たりにしただけに、指揮官はチーム強化のヒントをつかんでいるはずだ。 (夕刊フジ編集委員・久保武司)




元の記事はこちら==>http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20141024/soc1410241550002-n1.htm

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