こんにちは、冨岡です

今回はウサギの換毛期の注意喚起をしたいと思います
皆様もご存知のことではありますが、ウサギは毎年冬にかけて、夏にかけて毛が生え変わります。その時期に起こりやすいのが「毛球症」です。毛球症とは、毛づくろいをした際に体内に入った毛が胃や腸に溜まってしまう、放っておくと死にもつながる怖い病気です

ウサギは犬や猫と違い体の構造上、飲んだものを吐き出すことができないので毛球症になる確率が他の動物よりも高いんです。

いつもと比べて食欲が落ちていないですか?

糞の数が少なくなったり、粒の大きさが異様に小さくなったりしていないですか?

今回は治療ではなく予防のお話をします。予防としてできることは
「こまめなブラッシング」
「正しい食餌」

です。当院では「毛ペタ」と呼んでいる、クラフトテープの粘着力を使って毛をとっていく方法と、こまめなブラッシングを薦めています。ブラシの選択ですが、その子の毛質に合うものを選んであげるとこっちがウットリするほどとれます

正しい食餌とは、十分な繊維を摂る事です。十分な繊維を食餌で摂るには、たっぷり牧草を与え、ペレットはなるべく繊維が多く含まれている物を選んでください。繊維を接種することで胃腸の動きが活発になり、毛玉が停滞しにくくなります。

こむぎ ブラシ

この子は以前も紹介したことのある「こむぎ」ちゃんです
種類は「ミニレッキス」といって毛がとっても細くて柔らかく、特殊な毛質をしていますこの子に使ったのはラバータイプのブラシです。少しブラシがけをしただけで。。。。。

こむぎ 抜け毛

ウットリです

嫌がる子もいると思いますが、コミュニケーションもとれるし、何より大好きなウサギちゃんの全身チェックをする良い機会になるのでこまめにやってあげましょう