地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

紅と白【聖職者による性的虐待、 ローマ法王が公式謝罪】

2014-04-17 20:39:51 | 今日の御言葉



論じ合おうではないか、
と主は言われる。

たとえ、お前たちの罪が緋のようでも
雪のように白くなることができる。

たとえ、紅のようであっても
羊の毛のようになることができる。

イザヤ書/ 1章 18節
旧約聖書 新共同訳



おもしろきこともなき世をおもしろく

すみなすものは心なりけり


高杉晋作(1839-1867 辞世の句)



▲フランス・パリ(Paris)で、
手を合わせる神父
(2006年6月24日撮影、資料写真)。
(c)AFP=時事/AFPBB News

◆「悪魔払い」で性的暴行や拷問、
神父を訴追 フランス

★AFPBB News 2014年4月11日


【AFP=時事】フランスで9日、キリスト教カトリック系の超保守派の神父が、悪魔払いの儀式中に強姦(ごうかん)や拷問をした容疑で訴追された。ベルサイユ(Versailles)の検察当局がAFPの取材に明かした。

検察によると、訴追されたのは聖ピオ十世会(Society of Saint Pius X)に所属する神父(40)で、パリ(Paris)西郊にある私立の宗教学校で教員3人に対し、加重強姦、拷問、「残忍な行為」を行った疑い。保釈は認めていない。

検察は被害者保護のためとして神父の身元も事件の詳細も公表していないが、10日の仏日刊紙パリジャン(Le Parisien)によれば、事件は2010年秋、聖ピオ十世会の運営する学校「ノートルダム・ド・ラ・サブロニエール(Notre-Dame de la Sablonniere)」で起きたという。

同紙によると神父は、女性教師の1人に対し、過去に受けた性的暴行の際にとりついた「悪魔」を排除するとして悪魔払いの儀式を行い、その儀式中に女性をレイプした。神父はさらに別の2人の女性教師にも「霊的な影響力」によって悪魔祓いが必要だと思わせ、同様の儀式を行ったという。

被害者は、儀式中にほうきや歯ブラシ、はさみで拷問されたと訴えているという。

警察の取り調べに対しこの神父は、行ったのは性交の「演技」のみで、暴行の事実はないと主張したという。

聖ピオ十世会は、1960年代に第2バチカン公会議(Vatican II Council)が導入したローマ・カトリック教会の進歩的改革に強く反対するカトリック原理主義の分派。1970年にフランスのマルセル・ルフェーブル(Marcel Lefebvre)大司教が創立し、現在は62か国に60万人の信者がいる。

【翻訳編集】AFPBB News



▲イタリア・ローマの
サン・グレゴリオ教区で、
赤ちゃんを抱き上げる
ローマ・カトリック教会の
フランシスコ法王
(2014年4月6日撮影、資料写真)。


★聖職者による性的虐待、
ローマ法王が公式謝罪

◆AFP=時事 2014年4月12日
9時58分配信



【AFP=時事】数千人が被害を訴えているローマ・カトリック教会の聖職者による児童への性的虐待について、フランシスコ(Francis)法王は11日、自ら許しを求めるとともに、対応の強化を約束した。この問題については、バチカン(ローマ法王庁)が隠ぺいを繰り返し、加害者への処分も甘すぎるとの批判が相次いでいる。

 バチカン放送によると、世界中の子どもたちの権利や尊厳の擁護に取り組む国際カトリック児童事務局(International Catholic Child Bureau, BICE)のメンバーらと面会した法王は、「私個人として、許しを乞いたい。そうしなければならないと思っている」と述べた。昨年の就任以来、法王がこの問題で公に謝罪するのは初めて。

 報道によると法王は、「聖職者の人数が全体でどれだけになるかを考えれば、比較にはならない数」だとしながらも、「相当数の」聖職者が罪を犯したと認め、「カトリック教会は、この問題がもたらした損害を承知している」と述べた。

 バチカンはいかなる違反も許容しないとする断固とした措置の導入を約束しており、アイルランドの被害者をメンバーに含む担当委員会を立ち上げるなど、発見と防止を通じた虐待の根絶に向け、すでに対策に着手している。

 しかし、各国のカトリック司教協議会(Catholic Bishops Conference)による対応はそれぞれに大きく異なるほか、アフリカとアジアではこれまでに報告されている以外にも、多くの被害者がいるとみられている。

 先月にはイタリアのカトリック教会が、聖職者らは性的虐待の疑いを認識した場合、警察に通報する「道徳的義務」はあるものの、法的義務はないなどとする指針を示し、米国を拠点とする「聖職者による虐待被害者ネットワーク(Survivors Network of those Abused by Priests、SNAP)」などから厳しい批判を浴びた。

【翻訳編集】 AFPBB News




▲「癒やしと再生」と
銘打ってイタリア・ローマ(Rome)の
教会で開かれたシンポジウムの中で
行われたミサに、
ろうそくを手に参加した
マリー・コリンズ(Marie Collins)さん
(2012年2月7日撮影、資料写真)。
(c)AFP/ANDREAS SOLARO


★カトリック聖職者の児童虐待、
被害者らを委員に任命 バチカン

◆AFPBB News 2014年03月23日
10:30 発信地:バチカン市国


【3月23日 AFP】バチカン(ローマ法王庁)は22日、ローマ・カトリック教会の聖職者による児童への性的虐待を撲滅するために創設された委員会のメンバーに、元被害者の女性らを起用することを明らかにした。

 フランシスコ(Francis)法王は声明の中で、昨年12月5日に初めて創設が発表された同委員会のメンバーのうち8人の氏名を公表した。

 メンバーの中には、被害者の1人として被害者の人権のための活動を行ってきたアイルランド人のマリー・コリンズ(Marie Collins)さんの他、米国の被害者のスポークスマンを務めてきたショーン・パトリック・オマーリー(Sean Patrick O'Malley)ボストン(Boston)大司教やフランスや英国の精神科医もいる。

 また、ポーランドの元首相で、駐バチカン大使を10年以上務めた政治家のハンナ・スホツカ(Hanna Suchocka)氏も、同委員会のメンバーに就任する。

 声明によると、これら8人の主な活動目的は、委員会の権限と義務を明確にする内部規定の作成となる予定だという。

 ローマ法王庁は、その他の地域を代表するメンバーについては、後日任命すると述べている。

(c)AFP

【今日の御言葉】

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