大事MANブラザーズバンドと補中益気湯 | 漢方1日1歩のブログ

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1日生きるとは1歩進む人生でありたい(by湯川秀樹)の言葉のように、傷寒論や類聚方広義、勿誤薬室方函を参考に1日1歩づつ漢方医として成長していきたいと思っています。(実際に患者に処方するにあたっては添付文書を参照され、自らの診断と責任でご処方ください。)

私の年代がわかってしまうが大事マンブラザーズバンドの「それが大事」は青春の1ページを彩った曲である。その歌詞に


負けないこと

 投げ出さないこと 

  逃げ出さないこと 

    信じぬくこと

     涙見せてもいいよ

それが1番大事


とある。何が1番大事なのか?ボーカルの立川俊之は笑っていいとも出演時にそれを答えている。立川俊之は4つの中で1番大事なのは


信じぬくこと


ですと答えている。


補中益気湯の8個の目標で津田玄仙は


①手足倦怠

②語言軽微

③食失味

④熱物を好む

⑤眼勢無力

⑥腹部動悸

⑦口中白沫を生ず

⑧脈散大にして無力


の8個を挙げている。この中で津田玄仙は

①手足倦怠がなければ他のがいくら揃っていても補中益気湯は効かないと述べている。8個の目標を覚えるのも大事だが物事を優先順位を付けて整理することはもっと大事である。漢方の診断は相反する診察所見を合算しながら取捨選択して方剤を決める。私の頭の中にはこの過程の中で時々この大事マンブラザーズバンドの「それが大事」が流れている。


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