医界之鉄椎まで5年 | 漢方1日1歩のブログ

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1日生きるとは1歩進む人生でありたい(by湯川秀樹)の言葉のように、傷寒論や類聚方広義、勿誤薬室方函を参考に1日1歩づつ漢方医として成長していきたいと思っています。(実際に患者に処方するにあたっては添付文書を参照され、自らの診断と責任でご処方ください。)

本日漢方先哲誕生日

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 村瀬豆洲は1830年7月1日に生まれている。明治漢方3大長老(東京の浅田宗伯、京都の福井貞憲、名古屋の村瀬豆洲)の一人である。小児漢方医書として『幼幼医則』を著している。明治漢方3大長老の中で結局村瀬豆洲が1905年と最後まで生きたが、恐らくその人生は消えゆく漢方と共に歩んだ心残りな人生となったはずである。しかし幸いなことにその五年後の1910年、和田啓十郎の『医界の鉄椎』を端緒に新たな漢方復興運動が始まる。確かに和田啓十郎の起こした漢方の灯は大きな力となったが、それまでに命を懸けて漢方存続運動に尽力した村瀬豆洲を決して忘れてはならない。


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